アンティークなパリの薔薇専門店。よく見ると......？

花瓶に生けられた色とりどりの薔薇の花。戸棚の中には鉢植えが見える。アンティークな雰囲気が素敵なこのお花屋さんは、どこにある......？

実はこれ、すべて1/12スケールのミニチュアローズ。樹脂粘土を使い、小指の爪の先ほどの大きさで作られている。もちろん、戸棚や椅子などの家具や、花瓶、リボン、はさみなどの小道具もミニチュアだ。

このたび、ミニチュアドールのフラワー作家、Miniature Rosyこと、宮崎由香里さんの書籍『ミニチュアローズBOOK』（グラフィック社）が発売される。樹脂粘土に水彩絵の具を練り込んで作るミニチュアローズの作り方が紹介されている。

本書で紹介されるミニチュアの舞台は、パリのフラワーショップ。入り口にも店内にも、美しい薔薇が咲き誇る。

本をめくって作品鑑賞するだけでも楽しいが、作り方も紹介されている。ミニチュアローズの作り方に加えて、それらを組み合わせて作るリースや花束、スワッグなどのアレンジや、雑貨の作り方も掲載。

こんなに小さくて精巧な花々を作るには、手先の器用さと根気が必要だが、無心になって楽しめそう。始めてみれば、あなたもミニチュアの世界にハマってしまうかも？

■Miniature Rosy 宮崎由香里さんプロフィール
みにちゅあろーじー みやざき・ゆかり／ドールハウスに魅せられ、2002年よりミニチュア制作を開始。植物が好きで、花に特化した作品を多く発表。ミニチュアフラワーアーティストとして海外にも多くのファンを持つ。さまざまなメディアで取り上げられ、イベントや展示会などにも精力的に参加。ワークショップを開催してミニチュアフラワーの普及にも取り組んでいる。ドールハウスやミニチュアのオーダー制作、ミニチュアフラワー講習会の講師のほか、オンラインの教室も開催。ジャパンギルド（日本ミニチュア作家協会）会員。
インスタグラム：https://www.instagram.com/yukari_mwm/