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「僕が指示したんです」やってやったアピールで客に赤っ恥をかかせる社長

  • 2023.4.4

2児の母であり、インスタやブログでエッセイマンガを連載しているゆっぺさんの、ヤバイ職場を辞めるまでの体験をマンガ化! 昔の職場の上司・Pさんからパートで働かないかと誘われ、接客スタッフとして働くことになったゆっぺさん。横暴で身勝手な社長に嫌気がさしていたものの、仕事そのものは好きで頑張り続けていました。あるとき、高齢親子が食べ残しの唐揚げをおしぼりに包んで持ち帰るのを見たゆっぺさんは、次に来店したときにさりげなく持ち帰り用パックを用意。しかし、そこに社長が来て……。

高齢の母親と一緒に何度か来店している客は、いつも唐揚げ定食を注文し、早い段階でお皿が空に。そして、その客が帰った後は必ずおしぼりがなくなっていました。

後日、様子をうかがっていると、ゆっぺさんが予想した通り、食べ切れなかった唐揚げをおしぼりに包んでかばんに入れていました。

そこで、次に来店した際、「唐揚げはお持ち帰りになれます」とさりげなく持ち帰り用のパックを渡したゆっぺさん。恥をかかせないよう、おしぼりに包んでいたことには気付いていない振りをしました。

ところが、お会計のときに「いやー、申し訳なかった」と言いながら社長が現れ……。

社長の発言で客は赤っ恥に

こんにちはゆっぺです。

お客さまの会計をしていたら、「いつもおしぼりがなくなるからおかしいな〜と思っていたんですよ」と言いながら社長が現れ、押し付けがましい言い方で「だから持ち帰りのパック、渡すように指示したんです」と発言。

大声で「やってやった」アピールをするので、他のお客さまにも丸聞こえでした。

恥ずかしそうにそそくさと帰るお客さまを、「良いことをした! 俺! ドヤァ」顔で見送る社長。さらに、「あの客、喜んでてよかったな!」と見当違いなことを言うのです。

いろいろ思うことはあったけれど、社長に言っても伝わらないと思い、黙っていました。

そして、里親制度についての放送で体験談を語っていた女性の話を思い出しました。

親から虐待を受けて施設に入っていた4歳の女の子を迎え入れ、初めて一緒にお風呂に入ろうとしたとき、女の子が「お風呂に入ったことがないから入り方がわかんない」と真っ赤になって答えたという話でした。

そのとき女性は、「私も4歳のときはまだお風呂に入ったことなかったわ〜」と明るく言ったそうです。

女の子に恥をかかせないためにわざとうそをついた女性。

相手の気持ちを一番に考えたからこそのセリフです。

もしも「かわいそうに! これからは毎日入れてあげるからね!」などと言っていたら、女の子のプライドは傷つけられてしまったはず。

親切心に隠れたエゴがあってはいけないのです。

なかなか理想通りにはいきませんけど(笑)。

自分に都合のいいことを「親切」と思ってしていること、意外とあるかもしれません。他人のそういう言動にはすぐ気付くけれど、自分の場合はわからないもの。気を付けたいですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター ゆっぺ

ライブドアブログ公式ブロガー。インスタやブログでエッセイ漫画連載中。自身の体験談やフォロワー様から寄せられたエピソードをスズメのキャラで漫画にしています。

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