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『ジョン・ウィック5』の運命、日本がカギを握る!? 監督と、キアヌと、帝国ホテルのバーで起きた奇跡

  • 2023.4.3
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映画『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキ監督が、『ジョン・ウィック5』の制作の行方を聞かれ、日本の名前を出して今の思いを明かした。(フロントロウ編集部)

『ジョン・ウィック』5作目の制作、カギ握るのは…日本!?

キアヌ・リーブス主演の人気シリーズ第4弾『ジョン・ウィック:コンセクエンス』が、公開2週目で世界興収2億4500万ドル(約330億円)を記録する大ヒットを記録している。

「観客が『もっと観たい』と言って観に戻ってきてくれることはとても嬉しいことです」と、The Hollywood Reporterのポッドキャスト番組『Behind the Screen』で語ったチャド・スタエルスキ監督は、『ジョン・ウィック』5作目の制作の行方について聞かれると、「私たちは皆、『はぁ~あ。次はどうしようかな』とひと息つく時間が必要だと思います」とコメント。当初は4作目と5作目が連続撮影されるという計画もあったそうだが、現時点では、5作目の制作はまだ先とのこと。

ただこの状況のなか、監督にはこんな思いがあるという。「もしキアヌと僕が、数ヶ月後にまた日本のウイスキーバーに座って、『うん、もう二度とやるのはやめよう』ってなって、突然『そうだね。でもさ、アイデアがあるんだ』ってなったら、僕らはそれを受け入れるよ」。

監督が「また」と言ったことが気になった人もいるだろう。実は今大ヒット中の4作目『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は、そもそも作られるはずではなかった作品。当初シリーズは3作で打ち切りのはずだったが、日本での会話が理由で製作が突如決まったのだ。キアヌと言えば、日本のお酒の素晴らしさを語るほど日本のバー文化を敬愛しているが、一体監督とキアヌの間でどのような会話があったのだろうか?

『ジョン・ウィック:コンセクエンス』帝国ホテルのバーから始まっていた

チャド・スタエルスキ監督は、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』のはじまりはキアヌ・リーブスと一緒にいた帝国ホテルのバーだったことを米Varietyのインタビューで告白している。

当時2人の間では、『ジョン・ウィック』は3作で終わりという意見だったそうだが、監督は日本がきっかけで歯車が回り出したと明かした。

「『ジョン・ウィック3』を完成させてから何カ月も経った時、私とキアヌは東京の帝国ホテルのスコッチ・バーに座っていました。ちょっとしたプレス仕事をしていたんですが、その時、『そうだ、ジョン・ウィックが日本にいたら面白いんじゃないか? そうだ、ジョン・ウィックが日本にいたら面白い。映画を作れるかどうかはわからないけど、楽しそうだ』と話していました」

「キアヌはふと僕を見て、『ジョン・ウィックは死ぬべきだ』と言ったんです。『どういう意味だ?』と聞いたら、『侍のようなことをしよう』と言ったんです」。この発言の背景には、武士道の道徳的な教えや行動規範が記されている『葉隠』があるよう。同書には「死」についての記述もあり、監督は、「良い人生を送ってこそ、良い死に方ができる。私たちは、(制作において)武士道と反武士道という道を歩み始めたのです。この哲学はすべての映画とどう結びつくのか?彼はどうやってここから抜け出そうとしているのか?」と語った。

監督は、ポッドキャスト番組『The Big Picture』でのインタビューでも日本でのキアヌとの会話に触れて、「日本で座って飲んでいて、2杯目頃に、『ジョン・ウィックが侍や忍者に会ったら? 大阪コンチネンタルをやるべきだ!』となったんです」とコメントしており、帝国ホテルのバーで会話は強烈な記憶として残っているよう。(フロントロウ編集部)

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