1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 「火事場の馬鹿力」は片づけでも発揮される【毎日が変わる片づけのワザ(115)】

「火事場の馬鹿力」は片づけでも発揮される【毎日が変わる片づけのワザ(115)】

  • 2023.4.2

整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。

「火事場の馬鹿力」は片づけでも発揮される

片づけをするとき、1つだけ絶対に守ると決めているルールがあります。それは、基本的に

「収納(グッズ)を増やさない」

こと(たとえ100均の小さな収納ケースでも、増やす前には1〜2週間悩みます)。そして、

・今ある収納の範囲で片付ける(しまう)

・さらに、今ある収納ケースも、もっと減らせないか考える

この2つを心がけています。わたしの場合、そうすることで「(片付けの)馬鹿力」が発揮されることが多いからです。

「これをしまうための収納を追加しよう」

ではなく、

「これをしまうための空間を、どうやったらやりくりして捻出できるか」

をひたすら考え続けるのが、わたしの片づけです。

モノをしまう場所を変えたり、入れ替えたり、減らしたり。収納空間の「やりくり」をするのが片付けの楽しいところ。

収納アイテムを増やせば、いったんは「収納され」「スッキリ」するかもしれません。でも、その収納アイテムは「増えて」います。わたしは、その収納アイテムすら増やしたくない…! という思いが強いので、必死にやりくりをしています。

たとえば節約や、服の気まわしコーディネートなども、(金額や服の数などの)制限があるから燃えるのではないでしょうか。そして、そうやって追い込まれることで、思いがけない「(馬鹿)力」=「こう工夫できるかも?」と、自分でもびっくりするようなアイデアが生まれるような気がします。

まずは気軽な気持ちで、

「これをここに置いてみたらどうだろう」

と、今までとは違う場所にいったん置いてみる。そして、短期間(数日)使ってみる。使い勝手が悪かったら、また別の場所に置いてみる。

または、

「この棚(など収納を)を空にできないかな」 「半分くらい空けられないかな」

と考えて、中のモノを減らしたり、場所を変えたりしてみる。

どちらも、新しい収納グッズを買っていないからこそ、気軽にできること。もし買っていた場合、「このニューアイテムをしっかり使わなければ…!」という方に意識がいってしまうからです。

ちなみにわたしは、今使っている収納ケースの中身を見直し捨てたり別の場所に収納したりすることで空にして、別のモノを収納するために使えた瞬間が、一番テンションが上がります…!

「今のこの家で、今ある収納で、どうやったら快適にモノを整理収納できるか」を日々考えながら小さな工夫を繰り返すことが、わたしの日々の楽しみです。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>

元記事で読む
の記事をもっとみる