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流産の他にリスクは? プレママが“妊娠初期”に注意すべきポイント

  • 2015.11.30
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【ママからのご相談】

先日妊娠していることがわかりました! 妊娠生活を楽しんで過ごしたいのですが、「初期が一番危険」と聞いて、少し不安な気持ちになっています。初期の流産などは気を付けていても仕方がないとも聞きましたが、できる限りのことはしたいので、 妊娠初期に気をつけるべきポイントを教えてください。

●A. 病院に行くべきタイミングなど、ポイントだけおさえておきましょう!

こんにちは、ライターの佐原チハルです。まずは妊娠、おめでとうございます!

初期の流産は15%の確率で起こるとされていますが、ほとんどの場合が“赤ちゃん側の問題”によって起こるものですので、お母さん側にできることは、残念ながらありません。しかし、流産以外のことで気を付けておくべきことはいくつかあります。

今回は、“妊娠初期に気をつけること”について、ポイントをまとめてみました。

●妊娠初期に気をつけるべきこと

妊娠初期(〜15週)で気をつけるべきことは、

・喫煙

・レントゲン撮影

・薬の服用

・過剰な運動

・過労

などです。タバコは、自分が吸うのはもちろん、2次喫煙(副流煙によるもの)や3次喫煙(服や壁などについたもの)も含め、できる限り完全に縁を切るようにしましょう。

栄養的には、

・ビタミンAの取りすぎを控えること

・葉酸を積極的に摂取すること

の2点が大切です。また、

・ジェルネイル

・指輪

・ピアス

・ネックレス

などのアクセサリーは、つけたままでは受けられない検査もありますので、妊娠初期のころから外すことが推奨されています。特に妊娠中は、突然ひどいむくみに襲われることもあり、指輪はとても危険です。

●意外と“気をつけなくても大丈夫”なもの

一方で、実はそれほど厳重に気をつけなくても大丈夫なものも存在します。たとえば、

・コーヒー

・紅茶

・ビール

などです。もちろん飲みすぎはいけませんが、1日に2〜3杯(ビールであれば1日に350ml缶1本未満)程度であれば赤ちゃんに影響はないと言われています。もちろん、あくまで目安ですし、アルコール度数の高いものはやはり飲まないでおくのがよいでしょう。

食事の栄養バランスに関しても、つわりが治まるまでは気を使わなくても大丈夫と言われています。

●病院に行くべきタイミング

妊娠初期に、以下のような症状が出た場合は、迷わず病院で受診しましょう。

・下腹部痛や出血、ひどい胃痛

・激しい咳

・食事や水分がとれない、体重減少を伴うようなつわり

・おりものの量がひどく増えた時

・貧血、高血圧

軽い下腹部痛や、つわりで食事がしにくくなることなどは珍しいことではありません。そのため、「これって病院に行くほどのことでもないのでは?」と思いがちですが、そうした不安がある場合には、事前に病院に相談の電話を入れ、行くべきか否かを確認してみましょう。

妊娠すると、不必要なものにまで細かく気になり、不安になることもあります。周囲からも、過剰なほど「これはダメ」と言われることもあるでしょう。一方で「こんなこと知らなかった!」という、注意すべきポイントを後から知るような事態もあります。

できるだけ正確な情報を手に入れ、“適度に”気をつけられるようにしましょう。貴重な妊娠期間、楽しんでくださいね!

【参考文献】

・『ママファイル』恵愛病院・発行

●ライター/佐原チハル(フリーライター)

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