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どこを読んでいるか教えます【保育士解説】連絡帳の役割とチェックポイント

  • 2023.4.1

保育園に入園すると同時に記入する「連絡帳」ですが、自由記入欄にはどんなことを書けば良いのか迷いませんか?園に聞いても「何でも良いですよ」と言われますが、他人の連絡帳を見る機会もなく、「本当にこれで良いのかな?」と思ってしまいますよね。保育士の著者が、実際に保育園で見てきた連絡帳の内容をまとめましたので、ぜひ記入するときの参考にしてくださいね!

連絡帳はなぜ必要なの?

毎日の忙しい日々の中で、連絡帳の内容に頭を悩ませている人はいませんか?

子どもが家庭でどのように過ごしているのかを知るために、連絡帳はとても重要です。園で過ごしている時に「体調が悪くなりそうだな」と思ったとき、保育士はまず連絡帳を再確認します。

このように、保育士は子どもの様子をしっかりと見守るために、連絡帳の記入をお願いしています。

連絡帳によくある内容

では、実際にどんな内容が書かれているのでしょうか。連絡帳に良く書かれている内容と、保育士がどのような所を見ているのかをまとめました。

1. 当日の体調

口頭で伝えても良いですが、連絡帳に書いておけば「言い忘れた!」ということがなくなります。「いつもと少し違うかも」と思ったことも書いておけば、保育士は注意して観察し、いち早く体調の変化に気づくこともできますよ。

元気なときは「今日も元気です」の一言でも大丈夫。保育士も安心してお預かりしますね。

2. 生活リズムの変化

「朝早く起きました」「なかなか寝られませんでした」のように、普段とは違う生活リズムになったときですね。保育士は「早く眠くなるかな」「体調が悪くなるかもしれない」など、保育園での生活を考慮していきます。

特に小さい子は体調を崩すサインの時もあるため、子どもの体調を注意深く観察していきますよ。

3. 日常生活の1コマ

2歳児までは、まだ会話をするのが難しい年齢なので、家庭での様子はなかなか知ることができません。「公園に遊びに行きました」「すべり台が好きで、何度も滑って楽しみました」のように、日常生活のことを書いてもらえるのはとてもうれしいですね。

このような日常生活を書いてもらえると、子どもと保育士の会話のきっかけになります。そこで子どもの気持ちや新たな一面を知り、保育園での遊びに活かしていますよ。

4. 子育ての悩み

「洋服をなかなか着てくれません」「手を洗うのを嫌がります」など、家庭で困っていることはありませんか?

「こんなことを書いていいのかな」と思うかたもいるかもしれませんが、書いても大丈夫ですよ。「保育園ではこうしたらうまくできました」など、保育士がどう対応したかを伝えることができます。

園と家庭が同じ方法でうまくいくこともあるので、困ったときは連絡帳に書いてみてくださいね。

連絡帳は、家庭と園の架け橋

「連絡帳を読むのが楽しみです」と言われますが、保育士も連絡帳を読むのは楽しみです。連絡帳自体は、子どもを家庭と園で切れ目なく見守るという役割がありますが、それ以外に家庭での過ごしかたを知るきっかけにもなります。

ぜひ保護者と園をつなぐ架け橋として、連絡帳を利用してくださいね。

著者:まりこ

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