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ワンランク大人な文房具「万年筆」の魅力とは?東京都内の万年筆専門店おすすめ3選

  • 2023.4.1

新年度を迎え、進学や就職などのプレゼントに何を渡そうかと悩む方も多いのではないでしょうか? そんな方におすすめなのが、近年ブームが継続中の「万年筆」です。「インク沼」という言葉が生まれるほど、万年筆インクの収集にハマる人が増加しています。本記事では、都内の万年筆専門店について不動産ライターの逆瀬川勇造さんがご紹介します。

今、ワンランク大人な文具として「万年筆」がブーム継続中であることをご存じでしょうか?

ボールペンとは違う書き味が特徴的な万年筆。その奥深さから、持っているだけでも高級感や大人の品格が感じられるものも多く、プレゼントや自分のご褒美としても人気が高い文具といえます。

とはいえ、ボールペンとの違いや万年筆の特徴を詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、万年筆の魅力をご紹介するとともに、都内の万年筆専門店についてご紹介していきます。奥深い万年筆の世界に触れてみてはいかがでしょう。

やわらかい金ペン先をリズミックに走らせる感覚はアナログの魅力にあふれている(イメージ画像:photoAC)

ワンランク大人な文房具「万年筆」の魅力とは?

ワンランク大人な文房具ともいえる「万年筆」。一体どのような魅力を持っているのでしょうか? ここからは、万年筆の特徴についてご紹介しますので、それぞれ見ていきましょう。

●ボールペンと万年筆の違い

一般的に書類の記入にはボールペンを使われる方が多いかもしれませんが、万年筆とボールペンはどのような点が異なるのでしょうか?

まず考えられるのは、その使いやすさです。ボールペンは、扱いにコツが要りません。高級なボールペンでも安価なボールペンでも書き味はほとんど変わらず、誰でも簡単に使えます。

一方、万年筆は利用したペン先の向きや角度を気にする必要があり、慣れるまでに時間がかかってしまうことも。

しかし、慣れてしまえば毛細管現象により弱い筆圧でもサラサラと書ける万年筆は、長時間使っても疲れにくく、とめやはらいも表現しやすいため、文字がきれいに書けます。

数ある文房具のなかでもペン先や軸のデザイン、インクなど自分仕様にカスタマイズできるポイントが多くハマる人が続出(イメージ画像:photoAC)

●万年筆は半永久的に使える!

ボールペンに特別な手入れは必要ありません。せいぜいインクが切れた際に交換する程度です。インクが切れたら使い捨てるといった方も少なくないでしょう。

一方、万年筆はこまめなメンテナンスが必要ではあるものの、きちんとメンテナンスさえ行えば、半永久的に使用可能です。また、使い込んでいくうちにペン先が自分仕様になり、自分だけのペンになるのも万年筆の持つ魅力の1つです。

一度お気に入りの万年筆に出会えれば、ずっと使い続けられるため愛着もわきやすく、プレゼントとしてもおすすめできるアイテムです。

使い込むほどペン先が自分仕様になっていく(イメージ画像:photoAC)

万年筆の選び方とは?

万年筆の魅力をご紹介しました。しかし万年筆は多くの種類があり、どれを選べば良いか分からないという方も多いです。実際に万年筆を選ぶにはどういったポイントが重要なのでしょうか?

万年筆を選ぶ際に押さえておきたいポイントは、主に以下の3点です。●ペン先(種類・太さ)●インクの補充方法●ブランドやメーカー

ペン先は、書き味を左右する重要な要素。デザインの違いだけでなく、インクの腐食に強い「金ペン先」や「スチールペン先」など種類も豊富であり、万年筆を選ぶ際においては重要なポイントといえます。

ペン先の太さによって書き味が異なるだけでなく、使い道も変わってきます。用途に合わせて色々な太さのペン先をそろえてみるのもおすすめです。

金ペン先はやわらかくしなり、スチールペン先は筆圧強めでも書きやすい。仕事用なら細かい字が書きやすい細字、プライベート用なら濃淡が楽しめる太字を選ぶなど用途も考慮しよう(画像:photoAC)

次に、インクの補充方法も重要なポイント。万年筆のインクは、「吸入式」「カートリッジ式」「コンバーター式(両用式)」の3種類があり、メーカーやモデルによっても補充の手順も変わってくるので注意しておきましょう。

最後に、ブランドやメーカーも万年筆選びの重要なポイントの1つ。

国内ブランドであれば、複雑な日本語の筆記を想定して作られているため、日本人になじみやすく入門の1本にぴったりです。一方、海外ブランドは、デザインにそのブランドの特徴が強く出るのが特徴。自分や相手の好みに合わせて選ぶのがポイントといえるでしょう。

カートリッジ式はインク漏れの心配もなく持ち運びに便利。コンバーター式(両用式)はインクを吸入して使用することもできる(画像:photoAC)

都内の万年筆専門店のおすすめ3選!

万年筆選びのポイントをご紹介しました。ここからは、都内のおすすめ万年筆専門店をご紹介していきますので、それぞれ見ていきましょう。

【表参道】ペンブティック書斎館 青山

老舗の万年筆専門店として有名な「ペンブティック書斎館 青山」。

ライトアップされたガラス張りのディスプレイに無数の万年筆がずらりと並ぶ姿は、特別な雰囲気が醸し出され、素敵な異空間となっています。

アンティーク文具からブランド筆記具まで、店頭にはさまざまな種類の万年筆が取りそろえられており、見ているだけでも楽しいですよ。質問すれば丁寧に教えてもらえるので、はじめて万年筆を買う方にもおすすめです。

ペンブティック書斎館 青山所在地:東京都港区南青山5-13-11 パンセビル1FTEL:03-6712-5420営業時間:11:30~19:30アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線 表参道駅より徒歩7分※予約優先制です。詳細は公式サイトをご確認ください

【新宿】キングダムノート

壁面一杯に飾られた多くの万年筆が目を引く「キングダムノート」は、新品だけでなく、中古の万年筆も数多く取りそろえている筆記具専門店です。

万年筆は価格も幅広く、数千円程度の安価なものから数千万円もするような超高級品まで実にさまざま。

買取りも行っているため、不要になった万年筆を持っている方にもおすすめです。思わぬ高値が付くかもしれませんよ。

キングダムノート住所:東京都新宿区西新宿1-20-2 西新宿室町ビル1FTEL:03-3342-7911営業時間:11:00~19:00アクセス:JR・京王線・小田急線・都営新宿線・大江戸線・東京メトロ丸ノ内線 新宿駅より徒歩5分

高級万年筆を中古で購入することも可能(イメージ画像:photoAC)

【蔵前】カキモリ

万年筆はもちろん、自分だけのノートや万年筆のインクを入れて使えるオリジナルのローラーボールペンなど、さまざまな文具を取り扱う「カキモリ」もおすすめです。

「たのしく書く」ことにこだわったオリジナルデザインの製品が、数多く取りそろえられています。筆記具や用紙などはすべて試し書き可能なので、購入を迷っている商品も納得いくまで試せるのもポイントです。

土日と祝日は、店内奥にある階段を上ると、自分だけのオーダーインクが作れる「Inkstand by Kakimori」も営業しています。万年筆と自分だけのインクで、紙の上に思いを綴ってみてはいかがでしょうか?

カキモリ住所:東京都台東区三筋1-6-2 1FTEL:050-1744-8546【Inkstand by Kakimori】050-1744-8547営業時間:平日12:00~18:00/土日祝11:00~18:00定休日:月曜(祝日の場合営業)

Inkstand by Kakimori(要予約)住所:東京都台東区三筋1-6-2 M2FTEL:050-1744-8547営業時間 : 土日祝11:00~18:00定休日:平日(祝日の場合営業)料金:5,500円~アクセス:都営浅草線 蔵前駅より徒歩8分、JR浅草橋駅西口より徒歩10分※予約状況など最新情報は公式サイトにてご確認ください

一滴から自分で混ぜるオーダーインク作りが体験できる「Inkstand by Kakimori」(画像:株式会社ほたかリリースより)

紙に書く機会が少ないからこそ「万年筆」で思いをしたためてみては?

本記事では、近年静かなブームを継続している「万年筆」の魅力と、都内のおすすめ万年筆専門店をご紹介しました。

パソコンやスマホなどが普及し、実際に手紙を書いたり、文字を書いたりする機会も少なくなりつつあります。そんな時代だからこそ、直筆の手紙をもらうと何だかうれしくなるもの。「万年筆」を使って、おめでとうの気持ちや日頃の感謝の気持ちをしたためてみてはいかがでしょうか?

逆瀬川勇造

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