1. トップ
  2. グルメ
  3. 【海外の本格ノンアルビールを飲み比べ 】まるでホンモノ!?一番おいしいのはどれ?

【海外の本格ノンアルビールを飲み比べ 】まるでホンモノ!?一番おいしいのはどれ?

  • 2023.4.1

世界的な盛り上がりを見せている、ノンアルコール市場。ワインの消費量は年々減っているフランスですが、ノンアル市場は右肩上がりです。現地スーパーのビールコーナーでも、数年前に比べ、アルコールゼロを謳うビールの存在感が増している印象。人気とはいうけれど、気になる味は……? そこで、日本でも知名度の高い海外ビールメーカーから発売中のノンアルビール4種類を飲み比べてみました!

 

 

ハイネケン「Heineken 0%」

海外でもっとも見かける確率が高い、とも言えなくはない、世界のビールシェア第2位の「ハイネケン」。サラッとしていて飲みやすいハイネケンは、ドラフトで飲むのが一番! と個人的には思っていますが……(偏見!?)。

さてさて今回はノンアル(※アルコール度数0.03%)、そして瓶。どんな味に仕上がっているのでしょうか!?

ひと口飲んでびっくり! 「アルコール抜きのハイネケンだ!」。モルトの香りと、ホップのほろ苦さを感じます。通常のそれと同じ製法で醸造したのち、アルコールのみ除去しているのだとか。いや〜びっくり! ハイネケンファンには一度ぜひとも味わってみてほしいお味。ノンアルハイネケンの参考価格は、1箱6本入り4.75ユーロ (約675円)。

コロナビール「Corona cero 0.0%」

ライムをキュッと絞って飲むのが最高においしい、メキシコ生まれのコロナビール。筆者が暮らす仏片田舎のスーパーでノンアルのコロナを目にしたときは、正直びっくり! 「アルコールなしに、あのおいしさ、爽快感を実現できるの!?」というわけで、早速試飲してみましょう。

まずはストレートで。のど越しのよさ、爽快感はコロナビールそのもの! ウェブサイトにはノンアル版も「ライムを添えてどうぞ」と書かれていたので、ライムを絞って飲んでみると……。まるでビーチリゾートにテレポーテーションしたかのよう。これはウマイッ!

ちなみにこちらもハイネケンと同じく、通常のコロナビールからアルコール分を除去する醸造法で仕上げているそう。ノンアルコロナビールの参考価格は、1箱6本入りで7.82ユーロ (約1111円)。

クローネンブルグ「1664 Blanc Sans Alcool」

ビールが苦手な人でも飲みやすい小麦ビール。ベルギーのヒューガルデンや、国内だと銀河高原ビールが有名でしょうか。フランスの老舗ビールメーカー大手「クローネンブルグ」の白ビールから、ノンアルバージョン(※アルコール度数0.5%)が登場! 白ビールファンなので、試飲前からワクワク。

きめ細やかな泡、柑橘系の香りは通常の白ビール「1664 Blanc」と同様。ほんのりした甘さと、爽やかな味わいのビアテイストで、ノンアルながら満足感があります。あまりのおいしさに2本空けてしまいました……。

「通常の白ビール(1664 Blanc)と味の違いが分からないぐらいの出来ばえ」と、クローネンブルグが同社ウェブサイトで豪語するのも納得。ノンアルクロネンブルグブランの参考価格は、1箱6本入り5.91ユーロ (約840円)。

ヒューガルデン・ロゼ「Hoegaarden Rosé 0.0%」

柑橘フルーツやコリアンダーが上品に香る、ベルギー生まれの小麦ビール「ヒューガルデン」。こちらもノンアルバージョンが登場していますが、今回ピックアップするのは、ラズベリー果汁を加えたフルーツビール「ヒューガルデン・ロゼ」のノンアル版。ノンアルヒューガルデン・ロゼの参考価格は1箱6本入り5.27ユーロ (約750円)。

赤い色合いも、ラズベリーのフルーティーさも、ヒューガルデン・ロゼそのもの! ほのかなビールテイストも忠実に再現されています。以前テイスティングした淡いピンク色のラドラーのような甘さ。カクテル好きな方、またビールの苦味が苦手な方におすすめです。

フランスのノンアルビール考察

お酒が大好きなこともあり、「ノンアルビールぅ?」と疑いつつ臨んだ1人試飲会。結果は、どれもびっくりするできばえでした。再現率ダントツはコロナとハイネケン。個人的なヒットはクローネンブルグ「1664 Blanc Sans Alcool」。

ノンアル市場が激化する中で、おいしさを追求するために、どのメーカーも頑張っているんですねぇ!

ところで、日本だとたいてい缶1本から買える大手のノンアルビール。こちらのスーパーでは6本パック売り主流です。「少量ずつ買って色々試したい」ということがなかなかできないのが、少々残念に感じました。

オマケ:フランス人はどんなシーンでノンアル飲料を飲むの?

フランス人ですが、どんなシーンでノンアル飲料を飲むのでしょう? 周囲の友人たちにヒアリングしてみました。

「いつもは夕食時にグラス1〜2杯のワインやビールを飲むのだけれど、妊娠中なのでアルコール不可。ノンアルビールは雰囲気だけでなく、味もホンモノに近いから気に入ってます」(40代女性)

「今から40年以上前になるけど、もっぱら妊娠中に飲んでいたかしら。私は母がドイツ人ということもあり、ノンアルのブラウンビールを飲むことが多かったわ」(70代女性)

「お酒はほとんど飲まないので、ノンアルビールも飲まないですね。だって、アルコール入ってないのにビールの味がするんだもの」(30代男性)

「以前買ったノンアルビールで失敗したので、今は買わないですね。おいしくなかったのは、添加物が多かったせいかも」(30代女性)

今回は大手メーカーのもので、なおかつビールと同じ原料(麦芽・ホップ)で作られ、添加物がほとんどないものを選びました。「ビール好きだけど今日はノンアルで過ごしたい」。そんな日には、ビールテイストが楽しめる、本格派ノンアルビールも候補のひとつにいかがでしょう?

参考

[kyodonewsprwire.jp]

[heineken.com]

[1664blanc.com]

[All photos by sweetsholic]

Please do not use the images without permission.

 

 

元記事で読む
の記事をもっとみる