1. トップ
  2. 恋愛
  3. モテ男の本性発覚…! 24歳女性がドン引きした「イケメン同僚の最低な裏の顔」

モテ男の本性発覚…! 24歳女性がドン引きした「イケメン同僚の最低な裏の顔」

  • 2023.3.30

現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、塩顔イケメンの同僚から好意を寄せられている24歳女性。ある日、同僚とは別に、途中入社してきた頭髪薄めの男性社員に飲みに誘われて…。最終的に彼女が選んだのは? 三松先生がいい男の特徴を教えてくれます!

弓子(24歳)頭髪レスの彼氏を好きになったよ。まったく問題なし!

【レスなひとびと】vol. 198

弓子は人材派遣会社で総務の仕事をしている。社内行事の準備で同僚の川端くんと組んで集中して取り組む日々。川端くんは入社当時から弓子のことが気になっている様子だが、弓子は「それほど」でもないので軽くいなしていた。
とはいえ川端くんは、今どきの塩顔イケメン。穏やかな話し方をするし、落ち着いていていい感じ。後輩のみっちゃんは「川端さんの顔ファンでーす」と公言している。ほかの女性社員でも川端推しが最低4名いる。

そんなある日、中途入社の杉野ヨシキさんが同じフロアに入ってきた。初日から女性社員たちの噂話の的になる。まだアラサーなのに。なんと…髪の毛が…薄々。植毛CMのビフォーアフターのビフォーのひと。「気にしてそうだよね。かわいそう」という噂が…。

仕事がバリバリできるのでスカウトされたらしい。
実際、弓子にも新しいソフトウェアの使い方ティップスや、海外支店への配布資料の効率的な作り方など理解しやすく教えてくれた。ヨシキさんの評判はジワジワ上昇。スマートな物言い。博学で話の引き出しも多い。困っている人を見つけると、自然に寄り添って手を差し伸べる。

社内行事が近づいて、弓子と川端くんチームが残業していると、ビタミンドリンクの差し入れをしてくれた。「ちっ、かっこつけやがって」と川端くんが、見下す顔をしたので、弓子は“川端くんは、ないわあ”と一気にドンザメした。モテ男の本性を見てしまった感じ。よって、川端くんが、誘ってきても絶対断るようになる。

社内行事が無事終わり、ホッとしたその日、ヨシキさんが「がんばったね、堀内さん! 飲みにでも行く?」と声をかけてきた。寂しい頭頂部も、見慣れてしまえば変ではない。
むしろ、ぱっちり二重のアーモンドアイに気づいた。髪型に目がいくので気づかなかったが、お肌がきめ細かくてきれい! 思わずさわりたくなるほっぺ。

“ルッキズム問題が話題となる昨今、見た目で彼氏を選ぶのはよくないし。しかも私だって決して美人さんじゃないし”

「ヨシキさん、行きましょう! いっぱいお話したいです」

エントランスを抜けると、ヨシキさんが、リュックからキャップを取り出してかぶる。

ゲゲゲ!!! なんかキュンするーーーー!
衝撃で弓子の目が2倍に大きくなる。完全ノックアウト。

嬉しそうに歩く二人の後ろ姿を微妙な表情で見つめて立ちすくむ川端くん。なぜ彼に弓子を取られてしまったか、反省の余地ありの川端くんでありました。

【三松さんからのコメント】

「彼氏を見た目で選んではいけません」

まっとうなご意見であります。叶姉妹様は「グットルッキングガイ」とお呼びになられますが、ここではGLGと略しましょう。
GLGは基準もないし、女性側の好みもバッラバラなので型にはまったものではありません。プクッとした愛嬌があるお笑い芸人タイプが好きなひともいれば、ボサボサ眉でシャツインのオタク系でもアニメの話で盛り上がるから大好きというひともいます。弓子さんも髪の毛レスでも彼がかっこよく見えてきたという事例です。

パッと見で「好き!」というキュン度が上がるのは大切ですが、その後、彼の立ち居振る舞い、生活習慣、清潔感、金銭感覚、マナー、ルールを守れるかどうか、他者を貶めないかどうかなどなど総合的に見ておかないと、お付き合いしたあとえらい目に遭います。
川端くんみたいに裏表ある、外面(そとづら)が良いGLGと結婚した女性が私の運営する夫婦仲相談所に多数訪れます。

口をそろえて言うことをざっくりまとめると

「夫は外面がいいので、周りから羨ましがられますが家ではマウント取りまくりで、二面性があるモラハラ夫です」

となります。周りにいませんか?

「早苗さんの旦那さん、犬顔イケメンでやさしいし、頼りがいあっていいなあ」
という評価だとします。しかし早苗さんは家で嫌味を言われるのが辛くて、顔を合わせぬよう他の部屋に逃げている。こんなカップル、少なくないのです。

「結論。顔の好みは大事にしつつも、ほかで “ン?“と感じる行為を見つけたら観察を深めなさい。髪の毛レスなんて、小さな小さな問題です」

三松 真由美
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。

©Shannon Fagan/Gettyimages

文・三松真由美

元記事で読む
の記事をもっとみる