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【松下洸平】「美しさを感じてしまうのは、自分自身に正直な人」

  • 2023.3.30

松下洸平

美しさを感じてしまうのは自分自身に「正直な人」

「本当に“あり得ない”ぐらいハイスペックな役柄なので……何ヵ月も演じていたら痩せちゃうかもしれません(笑)」と、冗談めかして気苦労を吐露する松下洸平さん。新ドラマ『合理的にあり得ない』で演じる貴山伸彦は、IQ140で英語もペラペラな秀才。プレッシャーを感じてしまう理由はほかにもある。

「主役の探偵を天海祐希さんが演じられていて、貴山は相棒役。撮影現場ではオーラに圧倒されそうになりますが、どんなアドリブにも応えられるように、すべてのシーンで集中力を研ぎ澄まして臨んでいます。毎回、変装が多かったりして、2人が破天荒な手段で悪党を退治する姿を見てクスッと笑っていただけたらうれしいです」

出演ドラマでの好演が評価されて「2023年エランドール賞」の新人賞を受賞するなど、俳優としての実績を積み上げているが、今の自分に満足はしていない。

「昔から変わらず『もっと芝居がうまくなりたい』という気持ちが僕の原動力ですね。今回の貴山のように、これまで挑戦したことがない役柄を任せてもらえるのは、自分の力量を試せる絶好の機会。セリフの言い回しや表情、衣装の細かなディテールにもこだわり抜いて、新しい自分を見ていただきたいですね」

爽やかで誠実。真面目でストイック。抜群の好感度を誇る松下さんにとって「美しい人」とは?

「僕が憧れるのは『正直な人』ですね。自分の信念に従って進みたい道に進み、そのパワーで周囲の人間も幸せにできる。天海さんは、まさしくそういう人だと思います。作品との向き合い方も、他者への気遣いも、惚れ惚れしてしまうくらい素敵だし、かっこいいし、美しいので。撮影現場で一挙手一投足をジロジロ見て勉強したいと思っています(笑)」

松下洸平さん

VOCE創刊25周年! ということで“25”にまつわる話を聞きました!

松下洸平さん
Q. 25年前はどんな子どもだった?

A. バリバリの野生児でした
25年前の僕は、10歳ちょっと。田舎育ちなので、木登りをしたり、近所の川で魚を釣ったり……自然に囲まれて全力で遊んでいました。当時の夢は絵描きになること。昔から表現する仕事に興味があったんだと思います。

Q. 帰宅直後の25分で必ずやることは?

A. お風呂が沸くまで部屋をウロウロ
家に帰って、ソファに座ったら危険。寝落ちしちゃうんですよ。だから服を着替えて、お風呂を沸かすスイッチを押して、沸くまで待っている時間は絶対に座りません。ゴミを捨てたり掃除をしたりして、部屋の中をウロウロしています。

Q. 25万円あったら何を買う?

A. 冷蔵庫を買い替えたいです
ありがとうございます!(笑) 最近の冷蔵庫って、食品をチルドルームに入れたらラップをしなくても鮮度が保てるらしいですね。僕が使っている古いモデルからしたら、夢みたいな話ですよ。本当に買い替えたいので、ぜひ25万円ください(笑)。

松下洸平さん
松下洸平(まつした こうへい)

1987年3月6日生まれ。東京都出身。2008年11月にCDデビュー後、ミュージカルや舞台で頭角を現す。2019年にNHK連続テレビ小説『スカーレット』でヒロインの夫役を演じて注目を集める。昨年度放送されたドラマ『最愛』『やんごとなき一族』『アトムの童』などでの好演が評価され、「2023年エランドール賞」の新人賞を受賞。

ドラマ 『合理的にあり得ない』

頭脳明晰、そして変装を武器とする女探偵・上水流涼子(天海祐希)が、IQ140の相棒・貴山伸彦(松下洸平)とタッグを組み、さまざまな依頼を超大胆な方法で解決。あり得ない敵をあり得ない手段で葬っていく痛快エンターテインメント。4月よりカンテレ・フジテレビ系にて毎週月曜日22時〜放送。

撮影/田上浩一 ヘアメイク/箙あおい スタイリング/高橋美咲 取材・文/浅原聡

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