漢字はとてもおもしろいもので、1つの言葉に対して複数の漢字があてられることがあります。
なかには普段は目にする機会が少ない漢字もあるでしょう。
今回は、よく知っている言葉のはずなのになぜか読めない、そんな難読漢字をご紹介します。
1.「予て」
「予定(よてい)」や「予め(あらかじめ)」のように使う「予」ですが、「よて」や「あらかじて」ではありませんよ。
送り仮名を含めて3文字です。
「か◯て」と読みますよ。
正解は「かねて」でした!
普段は「兼ねて」と書くことが多いのではないでしょうか。
2.「列ぶ」
「行列(ぎょうれつ)」のように「列」は「れつ」と読むことが多いですが、「れつぶ」と読んだ方は不正解。
送り仮名を含めて3文字で読み方を考えてみてくださいね。
「な◯ぶ」と読みますよ。
正解は「ならぶ」でした!
「並ぶ」以外にも漢字があるなんて驚きですね。ちなみに「双ぶ」と書くこともあります。
3.「率ね」
「倍率(ばいりつ)」のように「率」は「りつ」と読むことが多いですが、「りつね」ではありません。
送り仮名を含めて4文字です。
「◯◯むね」と読みますよ。
◯にはどちらも同じ言葉が入ります。
正解は「おおむね」でした!
「率」にはほかに「率う(したがう)」や「率(わりあい・かしら)」などの読み方もあるので、一緒に覚えておきましょう。
4.「中り」
「なかり」と読んでしまいそうですが、こちらはもちろん不正解です。
読み仮名を含めて3文字で読み方を考えてみてくださいね。
「傷んだ野菜を食べて食中りになった」のように使いますよ。
正解は「あたり」でした!
普段は「当たり」を使うことのほうが多いでしょう。
5.「湿う」
「湿気(しっけ)」などのように「湿」は「しつ」と読むことが多いですが、「しつう」ではありませんよ。
ただし、「湿気」のように水分と関係がある言葉です。
送り仮名を含めて4文字で読み方を考えてみてくださいね。
正解は「うるおう」でした!
「うるおう」は「潤う」の漢字を使うことが多いかと思いますが、ほかに「沐う」や「沢う」「沾う」「濡う」と書くこともできます。
こんな漢字でも書けるなんて知らなかった!
今回は普段使っている漢字とは違うものを使った難読漢字をご紹介しました。
正解は聞くと「ああ、そうか…!」と感じるものが多かったのではないでしょうか。
ぜひこの機会に今回ご紹介した漢字を覚えておいてくださいね!