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園児のお昼寝中、保育士が5~10分毎にしていること【保育士解説】意外と知らない保育の一部を紹介

  • 2023.3.28
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保育園では給食の後、お昼寝(午睡)があります。子ども達一人ひとりにトントンして寝かせて…クラスの子ども達、全員寝たら一体何してるのか気になったことはありませんか?約1時間半~2時間半のお昼寝時間、保育園の先生達が何をしているのか、インスタグラムで保育園や子育て情報を発信している竹口まお先生が、お伝えします。

子どものお昼寝中、先生たちは何をしている?

保育園に通う子ども達は、お外でたくさんあそんだり、お散歩に出かけたりと、午前中はしっかり体を動かす保育や、製作、絵本、おもちゃで遊んだりと、室内でもいろいろな遊びをして過ごします。そして給食を食べた後は、皆でお昼寝の時間。15時ごろまで睡眠をとり、午後からお迎えの時間までまた元気いっぱい遊んで過ごします。

保育士の先生も、毎日子ども達の傍で一緒になって遊んだりしていますが、子ども達が眠るお昼寝の時間は何をしてるのでしょうか?あまり知られていない「子どもがお昼寝中の先生たち」についてご紹介します。

お昼寝時間は子どもの年齢により異なる

保育園でのお昼寝時間は、クラス(年齢)によって違います。0歳~2歳児クラスはしっかりと午睡(お昼寝)時間を確保できるように配慮していますが、5歳児クラスになると、小学校生活に向けて午睡がなくなり、休息時間を設けている園も。

午睡時間は、大体12時半~15時の間でとる園が主流のように思います。年齢によって入眠時間の差はありますが、起床時間は15時ごろです。約1時間半~2時間半ほどのお昼寝時間があります。

お昼寝時間中、先生たちがしていること

保育園やこども園のお昼寝時間中、すべての先生が子どものそばを離れることはありません。先生は保育室に残り、子ども達の安全を見守る義務があるのです。

SIDS(乳幼児突然死症候群)への配慮として、私の勤務園では、午睡が始まってから5分または10分に1度(年齢によって違う)、呼吸の確認を行っています。タイマーをかけ、クラス全員の鼻や口元、胸の動きを見て、呼吸しているかどうか確認します。また、うつぶせ寝ではないか、布団が顔に被っていないかなども確認しています。

また、眠れない子の対応も行います。

園児たちは、しっかり園生活のリズムが身についていて、午睡時間になると眠たくなって寝てくれますが、時々眠れない子どももいます。そんな時は、先生が抱っこして寝かせてあげたり、トントンして安心できるようにしたり、ちゃんと午睡できるよう配慮しています。

また、途中で目が覚めてしまい、皆より早く起きてきた子にも、もう一度眠れるようトントンします。もう目が覚めた子には、おもちゃや絵本のうち静かに遊べるものを渡して、全体の起床時間まで待てるようにしています。

その他にしていること

子ども達のお昼寝中、先生たちも「一緒に休憩」とはいきません。もちろん順番に休憩時間を設けている園もあると思いますが、大人だけで会議をしたり、打ち合わせをしたりできるのは、午睡中のみ。とても貴重な時間として活用しています。

以下のようなことも、お昼寝中に行っている仕事の一部です。

  • 連絡帳の記入
  • 昼食
  • 子ども達の荷物の整理
  • 会議(職員会議・保育案会議・行事やその他の会議)
  • 書類作成(日誌・週案・月案・おたより・個人記録など)
  • 園内や保育室・トイレ等の掃除
  • 行事の準備
  • 製作物の準備
  • 午後からの保育準備

毎日全部ではありませんが、日々行っていることがほとんど。お昼寝時間だけではこなしきれず、勤務時間内に終わらないことも。優先順位をつけて行いつつ、残りは保育が終わってから頑張って対応しています。ときには残業することも。

子どものお昼寝中も、最善の保育のために頑張っています

保育園やこども園などの、午睡時間がある施設の先生達の「お昼寝時間」について紹介しました。午睡時間を有意義に使って、子ども達にとって最善の保育を考えています。

お昼寝中も、しっかり先生たちが見守っているので、安心してお子さんを預けてくださいね。

著者:mao_hoiku

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