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石井美保さん×君島十和子さんの本音トーク。プレッシャーはある? 歳を重ねるのは怖い?

  • 2023.3.28

ビューティ界を照らし続ける美容家のお二人が、今美容に対して思うことは? この二人だからこその本音トークをお届けします!

石井美保 君島十和子
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石井美保×君島十和子 肌って本気で面白い!宣言

石井美保さん×君島十和子さんの本音トーク。プレッシャーはある? 歳を重ねるのは怖い?_2
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石井美保さん×君島十和子さんの本音トーク。プレッシャーはある? 歳を重ねるのは怖い?_3
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気になること、思いきって聞きました! 美の権化のお二人の“ここだけ!”な美容本音トーク

美容業界をリードすることにプレッシャーってある?

君島 私はあくまで化粧品を作るメーカー側の人間。業界の一部ではあっても、美容全体をリードするという意識は全くないんです。
石井 私も自分が業界を引っ張っているだなんて思いません。雑誌に出していただく機会は多いかもしれないけれど、今は誰もがインフルエンサーで、みんなでブームを作っていく時代じゃないですか。SNSを見て“これがバズってるんだ”と知るものもあるくらいなので、むしろ美容のスピード感について行かなきゃという感じ。
君島 若い世代と私たち世代では、欲しい情報も情報を得る方法も全然違っているものね。
石井 21歳になるうちの娘は、私の情報に一切興味がないです(笑)。美容系のYouTubeを毎日見て私が知らないコスメを愛用していたりするので、いつの間にか自分が美容業界の蚊帳の外にいるような気持ちになることも。
君島 最近はYouTuberの方のコスメブランドも増えてますよね。今っぽいものを作るのが上手で、私も娘からよしミチちゃんが手がけたperseのリップを教えてもらい楽しく使っています。
石井 この前久しぶりにプラザに行ったら、知らないブランドがたくさんあって驚きました。ロムアンドのグロスをはじめ、海外通販していた韓国コスメもたくさん置いてあったので、最近は小まめにプラザ通いを実践(笑)。それこそ、こういう情報にもっと詳しくならないと美容業界を牽引する存在にはなれない気がしています。

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お二人でもやっぱり歳を重ねることは怖い?

石井 30代の頃は、一気に老いを感じることって特になかったんです。でも、40になる手前で“こんなに変わるの!?”と思うほど加齢による変化を感じ、不安が募り始めて。美容家を辞めることすら考えだした頃、“糖化”というワードがスキンケアの話題で語られるようになってきたんです。当時は夜中にケーキを食べて寝るようなひどい食生活をしていたので、食の見直しを決意。半年以上かけて甘いものを徹底的に排除したら、当時抱えていた肌悩みが全部解決したんですよ。
君島 すごくわかります。私も40代になる時はとっても怖かった。でも38歳くらいから自分に向き合ってケアを積み重ねていったことで、なんとか乗り越えられたんです。50代を迎える時もカウントダウンしながら身構えていたのですが、実際は天からのギフトのようにいろんな悩みがクリアになって。もちろん20代や30代の肌には戻れないけれど、スキンケアの効果を実感したり、メイクによって気持ちが上がったりと、美容の存在のありがたみをより感じるようになりましたね。
石井 私が40歳の時に作った本に十和子さんが登場してくださった際、「やるべきケアをやってきたという自信があったから、50歳の壁は楽々越えられた」と話してくださいましたよね。その一言が、私の気持ちをすごく楽にしてくれたんです。
君島 老化は誰にも止められないこと。でもそれを迎えるための方法はちゃんとあるので、自分を残念に思ってほしくないんです。50代、60代になっても美しさは磨いていけると信じているので、今後もそういう発信をしていきたいですね。

どうしてそんなに前向き&パワフルでいられるの?

君島 私が若い頃は美容雑誌もSNSもなかったから、情報を得るのに苦労したんですよね。なので、今こうして自分がいいと思う美容情報をお伝えできることに、すごく喜びを感じているんです。
石井 今の私が前向きでいられるのは、自分よりも先を歩いている十和子さんが美しくあり続けて導いてくださっているから。だからこそ、私自身も20代や30代の方たちに“頑張ればきっと大丈夫”と思ってもらえる存在でいたいんです。コンプレックスだらけだった私の肌がここまで変わったのだから、誰でも肌は変えられるってどうしても伝えたい。そのためには結果を出す必要があるので、努力を続けられるんだと思います。
君島 もちろん発信をしていればいろんな反応があるけれど、それも受け取る側の自由だと思えるくらいの心の余裕を持つことも大切ですよね。私は答えが出ないことを考えすぎる面があるので、思考がブレそうな時は瞑想で頭を空っぽにするようにしているんです。
石井 十和子さんでもブレそうになるんですね! 私もある時期から、全ての人に役立つ情報を伝えることはできないと感じるようになって。無理をせず、自分のペースや届く範囲で発信を楽しんでいけたらいいなと思っています。

MAQUIA4月号
撮影/岡本 俊〈まきうらオフィス〉 ヘア&メイク/黒田啓蔵〈Iris〉(君島さん) ヘア/Rur〈i air〉(石井さん) スタイリスト/江島モモ(君島さん) 青木宏予(石井さん) 取材・文/真島絵麻里 構成/火箱奈央(MAQUIA)

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