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上司と不倫したくてたまりません…妄想では物足りない「40歳人妻のアブない暴走」 #287

  • 2023.3.27

銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、職場の上司にW不倫願望を抱く40歳人妻。なんと、上司との妄想を夫にカミングアウトして…。佑雪さんのアドバイスは?

お悩み:「夫公認! 上司への妄想不倫で苦しんでいます」

【クラブ佑雪】vol. 287

職場の上司(男性妻子あり、50代、会社役員)に恋しています。私(女性妻子あり、40代)に対しては仕事ぶりを認めてくださり、上司の片腕として働ける役職を最近いただきました。最初は彼にまったく興味がなかったのに、いつしか彼のことが気になっていました。誰に対してもフレンドリーな雰囲気で接する上司です。しかし、気分屋で髪型も意見もコロコロ変わり、人の気持ちを考えない部分もあり、思いついたら即行動で周りを振り回します。会社での評判がよくない彼のどこに惹かれるのか、自分でもよくわかりません。それなのに、仕事で疲れたとき、ふと「彼に抱きしめてほしい!」と思うことがあります。こんな気持ち、結婚してから初めてです。

容姿は好きな方です。1度、彼から食事に誘われました。何か進展があるかも! な〜んて浮かれていたら「ほかの人も呼ぼうか」と提案されてガッカリしましたが、提案はお断り。いざ2人きりの食事では緊張し、仕事の話題ばかり振ってしまい、挙句の果てには食も進みませんでした。そんな私に彼から「そりゃ、緊張するよね。ごめんね」など言われてしまい、落ち込みました。食事中、彼は「いつか〇〇に行こうね」など言ってくれましたが、もうきっと忘れてるだろうし、誘われることはないだろうと思って落ち込んでいます。

また、彼は男ウケのよい同僚女性に気があるようです。「もう不倫関係になっているかも」と妄想して、嫉妬してしまいます。私は、夫に隠しごとはしないので、この件を話すと「相手は(私に)興味ないよ。2人で食事はいいよ。絶対変なことないし、大丈夫だから。妄想しすぎ(笑)」と言われました。やさしい夫とかわいい子どもがいるのに、夫以外に「抱かれたい!」なんて思っている自分はどうかしている、とわかっています。彼とは仕事で最善のパートナーになろうと思いながらも、彼のことを考えたり、彼との接点に一喜一憂する日々を続けています。今後、関係の進展の可能性は? 彼の現在の気持ちは? また、嫉妬で悶々としてしまう私にアドバイスをお願いします。

(まな 40歳既婚 団体職員 )

「上司と夫、男性のホンネ」

パートナーにも妄想不倫の件をお話しされているとのことですが、これ、ご自身で上司との可能性がないって、思っているからオープンにできるんですよね? もし、本当になんとかなりそうだったら、黙ってて、そのまま妄想を現実にしちゃうのでは? 違いますか? もしくは、このままだと上司に「抱いて」とか言っちゃいそうな自分に歯止めをかける抑止力として、話しといたとか? またはそういう話をすることで、夜のスパイスとして活用してるとか?
まあ、実際のところ、パートナーの胸の内には嫉妬がべったり張り付いているでしょうね。パートナーはプライドがめちゃくちゃ高いのでしょう。ご相談者さまに自分が嫉妬しているところを見せたくない。嫉妬するような器の小さな人間ではないところを見せたい。こういう思いが渦巻いているはずです。そうじゃなかったらおかしいです。

最近、複数パートナーがいるという“ポリアモリー”とか、パートナーが別の人と恋愛やセックスすることを許容する“オープンリレーションシップ”とか話題になってますけど、わたくしの見渡す限り、それをやってるカップルって、どっちかが我慢もしくは諦めてたりして、一点の曇りもなく、クリーンな気持ちでそういうのを許容してることって、ないですからね! ご相談者さまは実際にそうなってないから、パートナーもまだ笑って済ませる余裕がありますが、本音は違うと思いますよ。じゃなかったら、「相手は(私に)興味ないよ」とも「2人で食事はいいよ。絶対変なことないし、大丈夫だから」とも「妄想しすぎ(笑)」とも言いませんから。

それぞれの言葉にはちゃんと裏があります。「相手は(私に)興味ないよ」は、その後に「だから上司のことは諦めなさい。っていうか、やめてね、そういうの」が続きます。「2人で食事はいいよ。絶対変なことないし、大丈夫だから」は「たとえ今後も食事に行ったとしても、絶対に変なことはしないでね。そこ、わかってるよね?」っていう、ご相談者さまに対しての釘刺し発言。「妄想しすぎ(笑)」はそうでも言っておかないと、自分のプライドを保てないし、そう言っておけばギリギリ笑い話として、話を終わらせられるからです。

なので、わたくしからは、まず、「パートナーの身になって考えましょう」ってことですかね。で、正直、上司からはガチで狙われてると思います。「ほかの人も呼ぼうか」は完全に“自分に気がありそうな”ご相談者さまへの“探り”です。はい。もちろん、ご相談者さまの下心はバレてます。大人で仕事も忙しい男性が女性を2人きりの食事に誘うのは、それなりの理由があります。

まったく下心がなければ、最初からほかの人を呼んでいて、「呼ぼうか?」なんてわざわざ聞きません。それに、それがどこだかは存じませんが、そういう気がなければ「いつか〇〇に行こうね」なんて、言いません。それも探りです。同時に同僚女性にも気があるのもそうなんでしょう。きっと、上司は誰でもいいってほどではないけれど、そこそこ気に入ってて自分を受け入れてくれる人がいるなら、恋したいんでしょう。

おそらく、上司にも妄想癖があって、ご相談者さまや同僚女性とのあんなことやこんなことをいろいろ妄想しているのだと思います。先日の食事会はその結果です。つまり、お互い妄想し合っている関係です。フィーリングもピッタリ。今後もご相談者さまがパートナーに隠しごとナシを貫けるかどうか、非常に興味があります。また、進展あれば教えてください。おたよりお待ちしてまーす!

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藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。

©Alberto Guglielmi/Gettyimages

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子

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