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「年間1万5000円もお得に!」お手入れ・節約視点の“正しいお風呂の選び方”をTOTOに聞く

  • 2023.4.23
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出典:shigemi okano/Shutterstock.com

こんにちは! 家風呂、銭湯、温泉…と、風呂全般が大好きなライターの柴野です。

突然ですが、新築で住宅を購入したり、リフォームしたりする際に、どのような浴室設備を選ぶべきか迷った経験のある人もいるのではないでしょうか。

最近のお風呂は、デザインだけでなく機能の面でも豊富に用意されているので、一体どれが自分にとって最適なのか、素人には判断が難しいといえます。とはいえ、何度も買い替えるようなものではないし、絶対に後悔したくない…。

そこで、浴室やトイレなど住宅設備機器メーカーであるTOTO株式会社広報部の浅妻令子さん(以下、浅妻さん)に、浴室を選ぶ際の考え方について質問してみました。

ご回答いただいた5つのポイントを順番にご紹介します!

1. お手入れのしやすさ

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出典:kazoka/Shutterstock.com

 

浅妻さん「1つめのポイントは『お手入れのしやすさ』です。誰にとっても、お風呂の掃除は手間のかかる家事です。特にお年を召されてくるとその負担は増してきますよね。メンテナンスの労力が少ない浴室がおすすめです」

最近では、汚れがつきにくい素材を使用した浴室や、お手入れが簡単な構造をした浴室などもあるそうです。中には、入浴後にボタン1つで床掃除や浴槽を自動洗浄してくれる機能を備えたタイプもあるんだそう。

また、水あかのつきにくい鏡、カビがつきにくい目地なしの壁、ゴムパッキンのないドアなど、お掃除をラクにする機能のついたバスルームも多く登場しています。

2. 省エネ性能

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出典:Vladimir Sukhachev/Shutterstock.com

 

入浴時にかかるガス代や電気代、水道代といったコストも、大きな問題ですよね。2つめのは「省エネ性能」です。

最近ではほとんどの浴槽が追い焚き機能を持っていて、お湯が温くなると設定温度になるまで自動で追い焚きしてくれます。1日に何度も繰り返し追い焚きするとなれば、年間を通じたコストは決して馬鹿になりません。

浅妻さん「そこでおすすめなのが、断熱性の高い浴室壁や浴槽です。浴槽の湯の温度を下がりにくくすることで、エネルギーコストを抑えることができます。また、節水に関しては、少ない水量で洗えるシャワーヘッドを使用するのも効果的です。中には、浴び心地は全く変わらずに使用する水を最大で約1/2にまで減らせ、水道代・ガス代合わせて年間約15,000円お得になるシャワーヘッドもあります」

3. 誰でも安心「ユニバーサルデザイン」仕様

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出典:metamorworks/Shutterstock.com

幼児から高齢者まで、家族みんなが使う浴室なので、どんな方でも安心して入浴できることが大切。3つめのポイントは「ユニバーサルデザイン・バリアフリー」仕様かどうかです。

浅妻さん「出入り口や浴槽と洗い場の段差が少ないタイプの浴室や、浴槽や壁面に手すりを設けたタイプなど、足腰が弱い人にもやさしいユニバーサルデザインの設備を選ぶのもおすすめです。また、特に高齢者に多い、入浴時の温度変化によるヒートショックを防ぐためには、あらかじめ浴室内の室温を上げられる浴室換気乾燥暖房機付きの浴室も効果的です」

4. くつろぎ&リラックス機能

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画像提供:TOTO

浅妻さん「4つめは『くつろぎ&リラックス機能』の有無です。適度な刺激のあるジェットバス水流が出る浴槽や、明るさや色を調節できる照明システムなど、毎日の入浴時間を充実させてくれる最新機能も多く登場しています」

お風呂は1日の疲れを癒やすくつろぎと癒やしの時間です。自身がリラックスできる環境を整えるために、浴室にプラスαの機能を備えさせてみるのもよいでしょう。

5. デザイン性

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画像提供:TOTO

5つめのポイントは「デザイン性」。やはり、浴室は毎日使うものなので、自分好みのデザインにもこだわりたいところです。

浅妻さん「例えばTOTOでは、床や浴槽の色や、壁パネルの色と柄も自分好みに選ふことができます。1面だけを別のタイプにするアクセント使いにするのもいいですね」

多くのメーカーも同様に、豊富なカラーバリエーションをそろえています。白や木目調、黒やカラフルなど、自分や家族の好みに合わせてカスタマイズする楽しみもありそうです。

自分や家庭に合ったお風呂を選ぼう

今回は正しいお風呂の選び方のポイントを、浅妻令子さんにお伺いしました。

長く使うものだからこそ機能、価格、デザインなどを総合的に考えて、自分に合ったお風呂を選んでみてくださいね。



著者:柴野 聰(しばの そう)
DIYライター。1978年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリー転向。多くのDIY実用書の制作に携わる。現在、築50年の木造戸建てをDIYでセルフリノベーションしながら生活する。

※記事内の画像はイメージです。