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【メーカー直撃】「使いこなせてなかったかも…」ロボット掃除機を大活躍させるワザ

  • 2023.4.16
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写真提供:アイロボットジャパン

こんにちは、生活家電が大好きなライターの柴野です。

「ルンバ」などロボット掃除機が身近な存在になり、すでにロボット掃除機を購入・利用されている方も多いと思います。ですが、ロボット掃除機の能力を100%引き出せているかと聞かれると、ちょっと自信をなくしてしまう方も多いのではないでしょうか。

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写真提供:アイロボットジャパン

実はちょっとしたコツを実践することでロボット掃除機はもっと便利になってくれるんです。

今回は「ルンバ」を製造・販売するアイロボットジャパンのシニアコミュニケーションマネージャーの村田佳代さん(以下村田さん)に、ロボット掃除機の性能を100%以上引き出す環境作りのコツを伺いました。

「環境作り」が何より重要でした

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写真提供:アイロボットジャパン

ロボット掃除機を運用するには、周辺環境の整備が欠かせません。環境をきちんと整えることで、ロボットのパフォーマンスを最大限に発揮できます。

そこで、ロボット掃除機を活用する上で注意しておきたいポイントをご紹介します!

床に物を置かないように心掛ける

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写真提供:アイロボットジャパン

まず重要なのが、床の上に物を置かないようにすることです。

「上位モデルには洗濯物などを識別して自動で回避する機能がありますが、そのような機能が搭載されていないモデルだと、誤って吸引してしまう可能性もあります」(村田さん)

ロボット掃除機の性能を発揮させるには、日ごろから床に物を置きっぱなしにしないように心掛けることが大切です。

ホームベースの設置場所が超重要!

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ホームベース付近に物を置いてスペースを妨げるのは避けましょう(TRILLニュース撮影)

多くのロボット掃除機が、充電のために自動でホームベース(基地)へ戻る機能を持っています。ホームベースが自動ごみ収集機と一体化しているモデルもあります。

ホームベースの周囲はロボット掃除機が出入りしやすいように、物を置かず広くスペースを空けておきましょう

「ホームベースを設置する位置は室内のどこでも構いませんが、自動ごみ収集機の運転時にやや大きい音が発生するので、在宅中にもロボットを運転するのであれば、リビングから遠い玄関などに設置するのがおすすめです」(村田さん)

なお、ホームベース付近はロボット掃除機が清掃を行わないため、定期的に使い捨てモップ等で掃除するのをお忘れなく。

もう一つ重要なのが「Wi-Fi」環境!

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TRILLニュース作成

「ルンバ」シリーズの現行モデルは、全機種がWi-Fi接続でスマホアプリと連携して本体を操作できます。

スマホを介して清掃スケジュールや清掃モードを設定したり、出先から稼働状況を確認したり、エラーやメンテナンスに関する通知か届いたりと、便利な機能が数多くあります。いずれの機種も、Wi-Fi接続をせずに使用することもできますが、能力を十全に発揮させるには、ネット接続は不可欠です。

「ロボット掃除機を運用するにあたって、室内全域をカバーできるWi-Fiルーターを設置するなど、家のネット環境を整備しておくとよいでしょう」(村田さん)

落下のおそれがある場所は「進入禁止エリア」に設定!

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写真提供:アイロボットジャパン

ロボット掃除機には階段などを自動で検知して落下を回避する機能が備わっていますが、床の色などによってはその機能が十分に働かないケースも考えられます。

「マップを自由に設定できるモデルであれば、落下のおそれのある場所をあらかじめ進入禁止エリアに設定しておくことで、落下事故を防止できます」(村田さん)

また、赤外線により見えない壁を作ることでロボット掃除機の侵入を防ぐ、専用の「バーチャルウォール」(別売)を設置する方法も効果的です。(※)

(※)一部のモデルに対応。対応モデルはアイロボット公式サイト参照

乗り越えられない段差にはスロープを設置する手も!

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TRILLニュース作成

「ルンバ」シリーズの場合、2センチまでの段差は乗り越えることができるとされています。

「家の作りによっては、室内ドアの足元に沓摺り(くつずり)と呼ばれる段差が存在することもあり、ロボットが自力で越えられないケースも。そうした場合には、ホームセンター等で売られている段差解消用のスロープを設置するとよいでしょう」(村田さん)

ロボット掃除機の最大限活用するために

このように、ちょっとした工夫で、ロボット掃除機のパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。

ロボット掃除機の導入とあわせて、周辺環境の整備も忘れずに行うことがおすすめです。



取材協力:村田佳代(むらた かよ)さん
米ゴルフブランドや仏自動車メーカーのPRを経て2018年アイロボットジャパン入社。社内外に製品やブランドの“ワクワク”を伝える伝道師。ルンバ歴は15年と長く、現在は床拭きロボットブラーバを含め5台を狭い自宅で駆使している。

ライター:柴野 聰(しばの そう)
DIYライター。1978年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリー転向。多くのDIY実用書の制作に携わる。現在、築50年の木造戸建てをDIYでセルフリノベーションしながら生活する。


撮影:fort
記事中イラスト:たま(TRILLニュース)