収納のように「予定」もスカスカにしておきたい【毎日が変わる片づけのワザ（114）】

整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の１つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。

収納のように「予定」もスカスカにしておきたい

リモートワーク中心の生活になり約３年。平日と週末の時間の使い方がかなり決まってきました。そして、それに伴って「（誰かと会う）予定」の入れ方も以下のように定まりました。

・平日は基本的に誰にも会わない

・月に２回くらい、週末に友人との予定を入れる（ランチまたは昼飲み）

・３カ月に１回くらい、週末に娘と買い物に出かける

ほぼ毎日これくらい。スカスカです。もし、１か月のカレンダーを１つの「収納」として考えたら、この収納はほぼ中身が入っておらず、「スカスカ」です。カレンダーに書いたりアプリに登録したりする必要もないくらいの少なさ。覚えていられるくらいの予定。これがわたしにとっての「心地よい予定の量」です。

クローゼットのスペースにゆとりがあったら新しい服を迎え入れやすいように、予定が「スカスカ」なら新しい予定を入れやすくなります。そして、「その日の気分で好きなように使える時間」がそれだけ多くなります。

「先の予定に振り回されず、今どうしたいか優先できる」ことは、思っている以上にとても大きな「自由」をわたしにくれるような気がします。

食材も食器も、本も、服も。そして「予定」も。自分が覚えておける量、大切にできる量を持っていたいと思います。＜text：なまけるための片付け／花太郎（整理収納アドバイザー） https://note.com/namake_kataduke＞