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【夢占い】吉凶を占う!気象・自然現象にまつわる夢4つ

  • 2015.11.29
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・・・大きな津波がやってくる夢を見ました。私は津波が来るのがわかっているのに遠くに逃げようとせず、でもドキドキしながら「津波の最初の衝撃に耐えられれば、あとはだいじょうぶだろう」と思って、そこに立ったまま津波を見ていました。

これは私の著作で紹介した当時15才の女の子の夢です。ちょうど進学を控えた彼女の人生のポジティブな姿勢をあらわしています。この年頃からの経験はすべて劇的な変化の始まりです。まるで津波のように、「人生最初の衝撃」になります。「あとはだいじょうぶ」というのは受験に臨む彼女の強い意思と前向きな意識をあらわします。変化を象徴する津波の夢は、大人になるにつれそのイメージを変えていきます。いつかまた津波の夢を見る時は、逃げたり慌てたりするイメージに変わっているかもしれません。やがて守らなければならないものが自分一人ではなくなるからです。それでも津波と対峙するポジティブな姿勢はいつまでも持っていたいものです。では劇的な自然現象にまつわる夢のシンボルのいくつかをご紹介します。

■・地震の夢

・・・自宅のリビングで主人と食事をしていると、突然地震がやってきました。床が揺れているイメージはあまりないのですが、周囲の柱や壁、食器棚が激しく動いています。リビングにいるのに、なぜか近所のマンションや高い建物が見え、それがグラグラと大きく揺れている光景が目の前にあります。激しく揺れているのに、物が壊れたり、食器も割れたりせず、ただ建物の壁や柱だけが大きく動いていました。それを見ているうちに気持ち悪くなってきて目が覚めました。

これは30代兼業主婦の夢の実例ですが、このような地震の夢はとてもポピュラーです。これは心的な夢の一種で、家族の将来への心配や不安をあらわします。自宅は自身を取り巻く環境を象徴し、家事・育児と仕事のバランスが悪く不安定になっている時期の夢です。基本的に地震の夢が本当の予知夢・正夢になることはまれです。現実に地震は大小の規模で毎日起こっているので、それを夢見と併せてタイムリーに体感した時にだけ、心理的に正夢と勘違いすることはあると思います。このような夢はけっして不吉なものではありません。

■・竜巻の夢

巨大な竜巻の夢は、地震のイメージと違い警告夢になることがあります。思いがけない事故やトラブルを暗示することがあります。空にまつわるトラブルの暗示になることがあるので、外出や旅行の予定がある時に、もしも嫌な予感がしたら注意をはらってください。

■・津波の夢

津波の夢は「変化」の象徴です。津波にのみこまれる夢は、職場の異動や生活状況の過渡期など、人間関係の大きな入れ替わり、生活環境の急激な変化の時期をあらわすことがあります。ただ、自身が津波にのみこまれるイメージでなければ、体力や身体機能などの生理的な変化、または生活習慣の変化をあらわし、環境や運勢上の変化をあらわす予知夢の可能性は低くなります。

■・嵐と強風の夢

・・・高校2年の時の夢です。私は家の裏の神社の境内にいて、傘のようなものを持っていました。突然、強い風にあおられ、体がクルクル回りメリー・ポピンズのように空に舞い上がりました。私が実際に暮らしている屋敷と古い南側の家の屋根が見えました。そのまま高く飛んでいきそうになりましたが、なぜかそれが夢だとわかっていて、「ここで目を覚まさないと死ぬんだ」と思い、目が覚めました。・・・実はその日、翌日の部活の大会のレギュラーを外され夜遅く帰ったことで、親にひどくしかられ、本当に「明日など来なければいい。明日が来るのが怖い」と思いつつ眠りました。

これは私の著作で紹介したある女性の夢の実例です。不安定な心身の状態や一時的なストレス・緊張状態の結果、偶発的に自覚夢を引き起こしています。強風や嵐などの夢は心身の状態が一時的に緊張状態にあるか、強いストレスが続いていることをあらわします。自覚夢でない場合、心身のバランスの乱れ、または運気の波乱を暗示します。

■・「怖いもの知らず」の怖さ

「見えているときのライオンは怖くない、姿を隠したときのライオンが一番怖い」これは勇猛果敢で知られるアフリカのマサイ族のことわざです。不運な出来事があると、つい神仏に頼りお祓いをしたくなるかもしれません。でも恐れや心配は生命を保つうえで、実はとても大切な感情です。それは恐れが現実になった時の備えが事前にできるからです。例えるなら車を運転する時の安全確認、事前予測とハンドルを握る覚悟です。これを忘れていると、事故を起こすリスクを高め、損害を最小限に抑えることはできません。

■「まさか我が身に起こるなんて・・・」

災害や事件・事故に巻き込まれた人からよく聞かれる言葉ですが、マサイ族の狩りと同様、危険と隣り合わせの仕事をする人たちはいつもこのようなことを想定しています。「まさか」という不運は、本当に怖いものを忘れてしまう、平穏・平和な心のすきを突いてくるものなのかもしれません。恐れや心配は大いに受け入れて、あなたの心と運気を強くしてください。いっけん怖そうに思えても、見えているものならまったく恐れることはありません。見えないもの、静まりきった平穏のほうが怖いのです。(梶原まさゆめ/ライター)

(ハウコレ編集部)

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