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「星占い」と「数秘術」の組み合わせ! 誕生日占いの決定版『誕生日事典』

  • 2023.3.26

「あなたがこの世に生を受けた、この特別な誕生日という日にどんな意味が込められているのか味わってみてください」

2023年3月25日、占星術研究家・翻訳家の鏡リュウジさんによる新著『誕生日事典 366日の「魔法の言葉」』(日東書院本社)が発売された。

本書は、鏡さんの完全オリジナル性格事典『鏡リュウジ 誕生日バイブル』(ヴィレッジブックス)に、ジョージア・サバスさん著、鏡さんが日本語版翻訳を手がけた書物占いの大ベストセラー『魔法の杖』(夜間飛行)の要素を大幅加筆して、復刊したもの。誕生日という特別な日を「12星座」と「数秘術に由来する数の意味」から割り出し、あなたがこの世界に生まれた意味を読み解いている。

また、鏡さんが本書のために書き下ろした366日の「魔法の言葉」も収録。「書物占い」としても毎日楽しむことができる。迷ったとき、何か知りたいことがあるとき、本書をぱっと開いてみよう。右ページにある「魔法の言葉」が、今のあなたへのメッセージだ。

あなたが生まれたスペシャルな日を読み解く

古くからの知恵である「星占い」は、はるか2500年以上も前の紀元前7世紀から行われている。古代の人々は星たちが神の化身であり運命をつかさどっていると考え、天体の運行を観察・分析して、その様子からどんな現象が起こるかを予知していた。やがて星の運行は人間の性質や運命にも何らかの影響を及ぼしているのではないかと考えられるようになり、誕生日の星の配置からその人の性格や運命を占うようになった。これが現在の星占いのルーツだ。

なかでも、誕生日によって12星座に分けて占う「星座占い」は身近な星占いの一つ。ただ星座占いは、生まれたときのごく大雑把な太陽の位置だけを取り出し、そこから性格や運命などを読み取るもの。極めて簡単な方法で親しみやすいという長所はあるが、同時に詳細さに欠けるという欠点もあった。

そこで本書では、「数秘術に由来する数の意味」も用いて、より詳細に366通りの誕生日に隠された意味を探り出している。

「数秘術」は古代ギリシャ以来、数は単に「量」を表すものではなく「質」をも表すとされてきた。例えば1ならオリジナル・唯一無二の存在・スタート、2なら他者の存在を受け入れる感覚と相手への応用力、3なら何かと何かを結び付けてそこから創造的なものを作り上げる力......といった意味を持つ。

この数秘術を誕生日占いに応用し、星座から割り出した12種の大まかなあなたの性格や運命に、「数秘術に由来する数の意味」を用いて、あなたがこの世に生を受けた特別な日にどんな意味が込められているのか読み解いている。

充実の内容!「本来のあなた」とは

青:【あなたへのメッセージ】。あなたがこの世に生を受けた誕生日。この特別な日にどんな意味が込められているのか、星と数、そしてそのほかさまざまなシンボルから読み解きます。
ピンク:【愛の形とは】。恋愛、家族、友人、そして大切な人間関係を詳しく教えてくれます。
黄色:【才能と人生のテーマ】。この日に生まれただけが持っている、あなたの才能から適職、そしてよりよく生きるためのヒントを知ることができます。
オレンジ:【相性リスト】。「恋人」「友人」「手本となる人」「助けてくれる人」「縁がある人」、この5つのパターンの相性がいい誕生日を知ることは、充実した人生を送るための杖になります。
緑:【魔法の言葉】。誕生日占いだけではなく、書物占いとしても楽しめます。知りたいことは何ですか? 閉じてある本をぱっと開いてみてください。目に飛び込んできた右ページにあるこのメッセージが、今のあなたへのアドバイスです。
紫:【長所・短所】。他の人にはない優れているところ、自分では見過ごしがちな欠点を知ることで、より毎日を充実させることができるはずです。
黄緑:【この日生まれの著名人】。同じ誕生日の著名人の仕事、考え方、信条を知ることは、あなたのロールモデルを知ることになります。そして、この日生まれの大切なあの人、家族、友人が迷ったときに必要な杖をあなたに与えてくれるはずです。

「星座占い」と「数秘術に由来する数の意味」を用いて、恋愛・家族・友人・そして大切な人の関係を築くあなたの愛はどのような形かを分析。さらに、あなたの才能や適職、よりよく生きるためのヒントを始め、「長所と短所」「同じ誕生日の著名人」「相性リスト」まで掲載している。

シンプルだけど不思議と当たる「書物占い」

鏡リュウジ書き下ろし366日の「魔法の言葉」を使えば、「書物占い」を毎日楽しむこともできる。

「書物占い」はヨーロッパでは古くから親しまれている占いで、日本でも『魔法の杖』(サバス著 鏡リュウジ監訳 夜間飛行)をきっかけに広まった。やり方は以下の通り。

①本を持ちます
②イエスかノーで答えられるような質問をします
③本をぱっと開いたページにある「魔法の言葉」が今のあなたに必要なメッセージです

迷ったとき、何かを知りたいとき。この本を開いてみれば、「魔法の言葉」があなたの助けになるはずだ。

【魔法の言葉・一例】
「最初に考えていたところに立ち戻りましょう。すべての答えはそこに」
「心にかぶせている仮面をはずして、本音を伝えてもいいころなのでは?」
「今が昼なら答えはイエス。夜に聞いているなら再考の余地あり」
「自分のことだけ考えているかもしれません。心を落ち着けてもう一度本を開いて」
「今あなたの頭の中に浮かんできた、歌の歌詞にヒントがあるでしょう」
「本当にそれでOK? もっとわがままに、もっと高いところを目指してもいいのでは?」
「北風と太陽、やはり強いのは太陽なのです。あたたかな言葉と笑顔が成功のカギ」

占い好きなら外せない1冊だ。

※本書は2008年4月にヴィレッジブックスより刊行された、『鏡リュウジ 誕生日バイブル』に加筆、再編集、改題して刊行したもの。

■鏡リュウジさんプロフィール
かがみ・りゅうじ/占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学卒業、同大学院修士課程修了(比較文化)。占星術の心理学的アプローチを日本に紹介。英国占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。平安女学院大学客員教授。京都文教大学客員教授。著書に『鏡リュウジの占星術の教科書ⅠⅡⅢ』『占星術の文化誌』、訳書にマギー・ハイド著『ユングと占星術』、ジェイムズ・ヒルマン著『魂のコード』、ニコラス・キャンピオン著『世界史と西洋占星術』、リズ・グリーン著『占星学』『占星術とユング心理学』、グレアム・トービン著『占星医術とハーブ学の世界』、チャールズ&スージー・ハーヴェイ共著『月と太陽でわかる性格事典』等多数。ユリイカ増刊号『タロットの世界』責任編集。

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