息子の友達の母にあいさつするも、謝られる｜大丈夫だよ、お母さん

著者・まゆん(@mayun4311)さんの息子は自閉スペクトラム症がある中学生。息子はある日、友達と電車に乗って映画館に行くことになりました。大人抜きで外出するのは初めての息子。しかも映画館の大きな音が苦手で、電車にもほとんど乗ったことはありません。母親のまゆんさんは、本当に息子が無事に出かけられるのかが心配でたまらない様子です。まゆんさんがこれほどまでに動揺するのにはある理由がありました。息子は、出かけることに不安を感じ、これまで何度も誘いを断ってきたのです。『大丈夫だよ、お母さん』第3話をごらんください。

いつも息子を誘ってくれる友達の母親と、小学校の卒業式で初めて顔を合わせたまゆんさん。挨拶をすると、申し訳なさそうに「いつも誘ってしまってすみません」と謝られてしまいました。

まゆんさんの息子は「外で遊びたいけれど遊べない」状態で、誘ってもらうこと自体はとても喜んでいました。しかし友達の母親は「無理に誘っているのでは？」と申し訳なく思っていたようです。

親の知らぬ間に子は成長する

自閉スペクトラム症の息子を持つまゆんさんは、友達と電車で映画館に出かけることになった息子が心配でたまりませんでした。

「複数の友達とコミュニケーションを取れるのか」「映画館の大きな音は大丈夫か」「電車の切符は買えるか」と心配事は山積みです。しかしそんな母親の心配をよそに、中学生の息子はいつの間にか友達同士で遠くに出かけられるまでに成長していました。こっそりと後をついてきたまゆんさんは、その様子に静かに涙します。

「友達と一緒だから大丈夫だよ、お母さん」と言った息子の言葉や、仲の良い友達と信頼関係を築けたことに、まゆんさんは息子の成長を感じ、涙が込み上げてきたようです。

親にとって子どもの心配はつきものですが、子どもの新しいチャレンジを応援し、温かい目で成長を見守っていけたらいいですね。

著者：lilyco_cw