あなたの周りにもめんどくさい人いない!? かまって女子の説明書

女性同士の人間関係って難しい！ マウントを取られたり、SNSで匂わせをされたり、つい嫉妬をしてしまったりと、女性同士のいざこざに疲れていませんか？ この連載では、『読むと心がラクになるめんどくさい女子の説明書』の著者である公認心理師の山名裕子先生が、そんなイヤ〜な女性の対処法をレクチャーします！ 第2回目は、承認欲求強めの〝かまって女子〟がテーマ。SNSの投稿頻度が多くて、とにかく自慢や自虐、思わせぶりな投稿が多い……そんな女性の正しい対処法とは？

そもそも「かまって女子」と「メンヘラ女子」の違いは？

「情緒的に不安定なのは共通していますが、かまって女子は特定の相手でおさまらずより広く他者から承認されることを望む傾向にあります。自分で自分を認めることができていないため承認欲求が強いのです。また、認められたい・受け入れられたいという気持ちに加えて〝褒められたい〟〝人によく思われたい〟気持ちも強いのでネガティブな投稿だけでなく、他者からは自慢と受け取られるようなポジティブな内容や相手にリアクションを求める選択式（インスタのストーリーズやTwitter）のものもマメにSNSにアップします」

「かまって女子」に巻き込まれやすい人はどういうタイプでしょうか。

・オンタイムでリアクションする人や夜や夜中にもリアクションできる人

かまって女子は感情が揺れ動くタイミングでSNSをアップしたり、夜や夜中の時間帯に寂しさからあれこれ考えやすい傾向にあるため。

・マメにコミュニケーションがとれたり長い時間付き合うことのできる人

かまって女子はさまざまな側面をさまざまなエピソードを通して認めてもらったり肯定してもらったりすることで安心するので、マメにコミュニケーションをとれる人や長い時間付き合ってくれる人を好みます。

「かまって女子」に巻き込まれている、あなたへ

「心優しい人は人がつらい時には話を聞いてあげなければと多くの時間を割いた結果、疲弊してしまう傾向にありますが、かまって女子は認めて褒めてくれるのはより多くの人であることを望んでいますし、聞いてくれたら誰でも良いというケースも意外と少なくないので、自己犠牲的になる必要はありません。あなたでなくても話しを聞いてくれる相手を常に探しています。まずは自分のやるべきことや自分の時間を優先して自身の心に余裕があるときだけ耳を傾けてあげるというスタンスで十分です。そしてSNSも、すぐに返信しなければという思考は手放して無理なくコミュニケーションをとれる自分のペースを見直してみると良いですね。たとえ相手の希望に合わなくてもきちんと丁寧に相手を尊重した伝え方をすれば上手にフェードアウトしていくことが可能ですよ」

教えてくれたのは

公認心理師 山名裕子先生

1986年生まれ、静岡県浜松市出身。大学・大学院にて6年間心理学を学んだのちにカウンセリングオフィスに勤める。2014年臨床心理士資格を取得後独立し、東京青山に「やまな mental care office」を開設。心の専門家としてストレスケアからビジネス、恋愛等あらゆる悩みへのカウンセリングを行っている。インスタグラムはこちら。

Information

「読むと心がラクになるめんどくさい女子の説明書」（¥1,430）著者 山名裕子／サンマーク出版

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