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【解説】1Dリアム・ペインがルイ・トムリンソンに「償い」を申し出たワケ

  • 2023.3.23

ワン・ダイレクションのリアム・ペインが、ルイ・トムリンソンに「償い」を申し出たことが話題に。リアムが綴った「和解」という言葉の背景を考察。(フロントロウ編集部)

リアム・ペインがルイ・トムリンソンに「償い」を申し出

リアム・ペインがワン・ダイレクションのバンドメイトであるルイ・トムリンソンについて綴ったメッセージが話題になっている。

画像1: リアム・ペインがルイ・トムリンソンに「償い」を申し出

注目を集めているのは、3月22日(水)より全世界同日で期間限定公開されているルイのドキュメンタリー映画『ALL OF THOSE VOICES』のロンドン・プレミアに出席したリアムが、プレミア出席後にインスタグラムにアップした、現在は削除されている投稿に綴った文章。

映画は、ワン・ダイレクションの活動休止前最後のコンサート・シーンから始まり、母親や妹の死なども経験しながらソロとして活動していくルイのこれまでを描く作品となっているのだが、同作を鑑賞したリアムは、「ありがとう、ルイ。そしておめでとう。君はこのすべての瞬間や、君が見てきたすべての景色、耳にするすべての歓声、そして世界中から受ける愛に相応しいよ」とコメント。「君はここへ辿り着くために僕らの誰よりも懸命に努力して、今、世界が君の視点からそれを観ることができるんだ」と、ルイに愛のあるメッセージを送ったのだが、長文のメッセージのなかで2人の過去について触れていることが注目を集めている。

画像2: リアム・ペインがルイ・トムリンソンに「償い」を申し出

リアムは次のように綴っている。「本当にごめんね。僕はどうかしていて、君にもっと良くできなかったんだ。そうした過去を恥ずかしく思っているよ。君が良き友人でいてくれたのに、僕はそうなれなかったんだ。少なくとも今は余裕があって、また自分らしくあることができている。償えるように務めるよ」

リアム・ペインの発言がきっかけでワン・ダイレクションに内紛騒ぎ

ファンの間で注目を集めているのは、リアムのメッセージにある「償い」という言葉。昨年、リアムの言葉がきっかけとなってワン・ダイレクションで内紛騒ぎが起きており、このことに触れている可能性がある。

画像1: リアム・ペインの発言がきっかけでワン・ダイレクションに内紛騒ぎ

騒動の発端となったのは、リアムが当時、元交際相手であるジジ・ハディッドの母親ヨランダに暴力を振るったという報道もあった元1Dのゼイン・マリクについて、「僕がゼインのことを好きじゃない理由はたくさんあります」とポッドキャスト『Impaulsive(原題)』で語ったこと。

「今の彼を見て、『アイツは嫌な奴だ』って言うことはできますが、最終的には、彼が現在に至るまでに経験してきたことを理解しなければいけません。彼が今のような立ち位置を望んでいないかもしれないということを考えれば、僕は彼を嫌な奴だって言うことはできません」と、自分にはゼインを責めることはできないとしたリアムだったが、ポッドキャスト配信後には批判が寄せられる事態に。

批判を受けて謝罪の声明を発表したリアムは、「僕が伝えたかったのは、これからもお互いに同意できない部分はあっても、僕は常に彼の側にいるということです。それが家族ですから。ゼインは僕の兄弟であり、僕は永遠に彼の側にいます」と、ゼインは自分にとっての家族だと強調した。

画像2: リアム・ペインの発言がきっかけでワン・ダイレクションに内紛騒ぎ

しかしながら、リアムの謝罪では騒動は収まらず。その後、ゼインが珍しくワン・ダイレクション時代の楽曲を歌う動画をSNSにアップしたのだが、投稿されたパートが、ゼインの脱退後にリアムが彼から引き継いだパートだったために、“自分のほうが上手く歌える”というリアムへの当て付けではないかと憶測が広がることに。ゼインのこの投稿に、かつてゼインと確執を抱えていることが報じられていたルイがいいねをしたことで、ファンはさらに騒然とすることとなった。

ルイ・トムリンソンは自分を「暗闇」から出してくれた恩人だとリアム・ペイン

リアムは償いを申し出た具体的な“確執”については触れていないものの、今回の投稿で個人的に「暗闇」を経験していたことも明かしている。その時に手を差し伸べてくれたのがルイだったといい、リアムは次のように感謝を伝えている。

「僕の人生に君がいてくれることに感謝しているし、幸運に思う。君はわかっていることだけれど、君は僕の命を救ってくれた数少ない人たちの1人なんだ。暗闇から僕を引きずり出してくれた。一度も明かしたことがないけれど、君の行動は尊敬に値するし、いつか僕も同じことをしてあげたいと思う」

画像: ルイ・トムリンソンは自分を「暗闇」から出してくれた恩人だとリアム・ペイン

リアムは過去に精神的に参っていた時期があったことを2021年に明かしており、ワン・ダイレクション時代に自殺を考えるほど追い込まれていたことがあったと告白。そのときはアルコール依存症に近い状態だったとした上で、コロナ禍がきっかけで飲酒の量が増えてしまったとも明かしていた。今回のメッセージのなかでリアムが「どうかしていて、君(ルイ)に良くできなかった」と振り返ったのは、精神的に追い込まれていた時期にとった態度のことを指していると考えられそう。

映画『ALL OF THOSE VOICES』には、精神的に葛藤するルイの姿も収められているのだが、リアムは同作を観て、「今、君のことを見上げすぎて(※)首が痛いよ。君は元々僕の友人でブラザーだったけど、窓から君の世界や心を覗いて、君に対する敬意が大きくなった。君が経験したことや、乗り越えてきた過程を見たんだ!」とメッセージを送っている。「映画を観て感情をすり減らしたよ。(上映時間の)1時間30分しか僕は経験していないのに、君は人生としてこれを経験したんだ。君の素晴らしい音楽はもちろん、その情熱や、人生が君を打ちのめそうとするたびに、そのキャンバスから立ち上がってきた君のことを心から誇りに思うよ」

※英語で“尊敬する”という意味もある「looking up to」を“見上げる”という意味とかけている。

一方、リアムという仲間がプレミアまで応援に駆けつけてくれたことがルイも嬉しかったようで、彼はツイッターに次のように投稿した。「僕のために駆けつけてくれたリアムに特別な感謝を。ものすごくありがたいよ。愛してるよ!」

ワン・ダイレクションとして共に活動した後で、ルイがどんなことを経験してきたかをルイ本人の視点から観られたことは、リアムの心を大きく動かしたよう。

ちなみに、ルイはロンドン・プレミアに先立って東京で世界最初のプレミアを開催したのだが、フロントロウ編集部はその際、来日したルイにインタビューすることに成功。ワン・ダイレクションについての思いなどを訊くことができたので、詳しくはインタビュー記事をチェックして。

ルイのドキュメンタリー映画『ALL OF THOSE VOICES』は3月25日まで期間限定で全国公開中。(フロントロウ編集部)

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