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彼とすれ違いが生じたら…「別れるべきカップル」「修復できるカップル」の違い

  • 2023.3.23
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最近彼とすれ違っている気がする。恋愛していると、そんな不安でいっぱいになることがあります。そうした気持ちは放置せず、ご紹介する原因のパターンや話し合いのコツを踏まえて、改善に向き合ってみましょう。

彼との相性が悪いかも…すれ違い気味のカップルが問題を解消するためにできること

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 215

お互い好きになって付き合い始めたのに、気づくとあの時の熱量がなく、すれ違いを感じることってありませんか。カップルのすれ違いには、2つのパターンがあります。どちらに当てはまるかによって、その後の対処法が少し変わっていきますので、参考にしてみてください。

すれ違いが起きる2つのパターン

カップルのすれ違いには、大きく2つのパターンがります。どちらも表面上はすれ違いですが、本質的な原因が違いますので、まずは自分がどちらのタイプかを考えてみてください。

向き合い方の変化によるすれ違い

「付き合ってみたらちょっと違った」
「最近、彼が重い」
「今の彼と自分が合わなくなってきた」

カップルには、こうした気持ちの変化はつきものです。気持ちが変わると、当然相手への向き合い方も変わり、それがすれ違いにつながっている可能性が高いです。
ここで言う「向き合い方の変化」とは、熱量が下がったことだけではありません。自分は好きで相手はもっと好き、なんてアンバランスな状態も、お互い好きという気持ちはあってもうまくいきません。
1つめの原因は、相手や自分の熱量の変化による関係の向き合い方が変化したことです。

優先順位や価値観の変化によるすれ違い

例えば仕事が急に忙しくなったとか、のめり込む推しができたなどは、優先順位や価値観に大きな変化を生み出します。こうした変化は、彼や彼女に対して好きという気持ちがあっても、時間やお金の使い方を変えていき、結果としてすれ違いを生み出します。

先ほどの「向き合い方の変化」が気持ちの変化に重きが置かれるのに対し、優先順位や価値観が変わった場合、気持ちよりも行動のすれ違いが先に来て、結果として気持ちも離れるといったパターンが多いです。

2つの原因は複合的に起きますが、気持ちと行動のどちらが先に変化しているのかを見極め、まずは自分たちのすれ違いの原因を探っていきましょう。

話し合いを成功に導く3つのコツ

すれ違いを感じたら、改善へ向けて話し合いをする必要があります。残念ながら「これをすれば即解決!」といった特効薬的なものは持続力がなく、本質的な問題を解消していかないと、いつかすれ違いはお別れにつながります。

ただ、話し合いといっても、3つのコツを抑えて話し合うことが大切です。それは
―気持ち
―起きていること
―これからの希望

この3つを、具体的に伝える必要があります。
すれ違いを話し合いで解消しようとすると、感情論によってしまったり、改善案ばかりを出したりする人がいます。でも、この3つのコツが全てクリアになってないと、結局振り出しに戻ることが多いです。

また、先ほど気持ちと出来事のどちらが原因かを振り返ることを進めました。そこでもし気持ちの変化が原因だとわかったら、ここでは「気持ち」を重点的に話し合う必要があります。
出来事が原因として大きければ「起きていること」と「これからの希望」を中心に話すことで、不満の解消につながりやすくなります。

具体的に解説します。例えば、「彼が仕事で忙しいのか、全然デートの予定が決められず、出かけても彼はつまらなさそうにしている」。
こんな状態を改善させたいなら、彼女は彼に、以下のように伝えてみましょう。

「私はデートをもっと頻繁にしたいし、一緒の時間はちゃんと楽しみたいけど、いつもテンションが低いから寂しいし不安」
「デートの予定がギリギリまで決まらないとか、当日もぼーっとスマホばっかりいじるのは止めてほしい」
「デートのスケジュールの話が出たら保留にせず、その日か翌日には決めたい。デート中のスマホは控え目にして欲しい」

こんな感じでOK。そしてこれを受け、彼の考えや気持ち、希望を聞いていきましょう。
間違っても「なんでいっつもそうなのーーー!!」と切れたり「私の希望を叶えてよ!」と、一方的な要望を通したりしないこと。話し合う前に、3つのコツを自分の中で整理してみましょう。

話し合いが成立しない時に、考えたいこと

「でも私の彼は、話し合いにも応じない」

こういうケースもありますよね。その時できることは1つ。「彼の要望を全面的にあなたが受け止める」ということです。
もちろん、どうしても無理なものを受け止める必要はありません。ただ、まずは彼の都合やペースを優先し、相手の気持ちの変化を待ってみるのも1つです。

しかし、当然これって受け入れる側が我慢することになりますから、大変だし辛いです。ここで大事になってくるのが、関係へのコミットという考え方です。
よく「ダイエットにコミット」なんてCMで言いますよね。これは、決めた物事にどれだけ気持ちも行動も責任を持てるかという、いわば“自分との約束”を指します。あなたは彼との関係に悩んだら、「この恋愛にどれくらいコミットできるか」を、一度考える必要があります。

彼の態度にも、話し合いに応じない状況にも、なんとしても関係を継続したい。そんな気持ちがあるなら、まずは彼のことを全面的に受け止め、寄り添ってみることから始めてみましょう。
もし自分の中でコミットする気が起きないのであれば、それの時点で別れや距離を置く選択肢もまた1つです。

恋愛や結婚は、関係へのコミットをどこまで続けられるか、という選択の連続です。今日の話を参考に、まずは自分たちのすれ違いがどこから来ているのか、そして話し合いで解消できるのか、最終的にどうしたいか。これらを順番に考えていきましょう。

考えて行動した先には、きっとどう転んでもあなたの幸せにつながる未来が待っています。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。

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文・おおしまりえ

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