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子どもも大興奮!国際会議施設〈国立京都国際会館〉で、建築の美しさを学ぶ|田中泰子

  • 2023.3.23

京都在住のハナコラボ パートナーが、現地に住んでいるからこそわかる、いま行くべき注目スポットを紹介。今回は、シュガーアーティストの田中泰子さんが、京都にある、子ども連れでも楽しいスポットをお届けします。

はじめまして。田中泰子と申します

大阪府の吹田市で生まれ育ち、結婚して京都で暮らし始め、知らない間に京都11年目となりました。11年住んでいる実感はあまりありません。時々、アイシングクッキーをはじめとしたお菓子のワークショップも開催していて、「シュガーアーティスト」と呼んでもらえることも(怪しい肩書き)。いいことが思いついた時に会を開催するのですが、いいことはなかなか思いつかないので時々です。2020年にはとてもとてもかわいい娘が生まれてきてくれて、これまでにない楽しい毎日を過ごしています。2歳5カ月です。

遊び方も、行く場所も出産前とはガラッと変わりました。主役は娘であり、私は脇役としてサポートに徹し、娘に楽しんでもらえるところに出掛ける、というのが基本の生活になっています。この連載では、“私が行きたい場所だけど、娘が一緒でもとても楽しかったよ”というスポットを紹介していきます。
しかし、私は普段から「楽しかった」「おいしかった」「すごかった、よかったよ」と、小学生の日記のような感想しか出てこないタイプなので心配ですが(写真多くなります)、始めたいと思います。

今回は迫力の大建築〈国立京都国際会館〉にお邪魔しました。とっても立派です。「娘も一緒ですが、お邪魔します」という姿勢。

〈国立京都国際会館〉へやってきました

ドーンと大迫力の外観。コンクリートがすごい。

1966年に日本初の国立の国際会議場として、建築家の大谷幸夫さんの設計で多くの方々の情熱によって完成。いい会議を行うために作られた建物だそうです。ダイナミックなコンクリートが印象的で、壮大なスケールに圧倒されます。

受付で「見学したい」と伝えると、バッチを貸してもらえます。かわいい(娘のお気に入り)。
思わず写真を撮っておかなきゃ!となった、エントランスの個性的な照明。
メインエントランスを入ってすぐの大空間。
重厚なコンクリートの間から自然光が入る様子もきれい。
カラフルなパズルのようなステンドグラス。
苔のような色のカーペットが広がるフロア。アルミの灯籠に、犬矢来(いぬやらい)をイメージしたパーテーションが印象的です。

メインエントランスを入ってすぐの大空間。娘は入館するなり「すごーい!ひろーーい!」と喜んでズンズン歩いて行きました。フロアに何段にも広がる床には、大人も子供も興奮が収まりません。日常とはかけ離れた不思議な空間、何度も行き来してしまいます。階段や坂、巨大迷路のように歩きまわれるので大喜び。

喫茶空間。時間を忘れてゆっくりしてしまいます。
むちゃくちゃいいですね(2021年に撮った写真なので奥にグランドピアノがあります。現在はありません)。
当時は、立派な立派なピアノを弾かせていただきました(娘1歳2カ月の時)。

お腹がすいたら、かつての喫茶室がレストランになった〈グリル〉で。名物はビーフカレーライスだそうです。お茶休憩ならメインロビー。ガラス越しに庭園が広がっており、太陽の動きを感じられてとても気持ちがいいです。

池の上に建物が張り出しているよう。
くつろぐ娘。
鯉もいはります。橋を歩いていると探検しているような気分に。山並みとお庭が繋がって見えるのがいい(お天気の日は輝いています)。
池に写る〈国立京都国際会館〉もアート。
おくつろぎ中の白鳥さん。

庭園がまたすごくて、テラスで座ってゆっくりできるのでずっと景色を眺めてしまいます。池に白鳥さんがいます(この日は奥で休んでました)。

なみなみの絨毯は地面が波打ってるように見えたりします。
訪れる度に配置が変えられていておもしろいです。
次々椅子に座りに行く途中の様子
細かいところまで素敵にデザインされています。
各所にさまざまなアート作品も
いつも存在感がある地球の時計。ここに来ると時間を忘れてしまうので結構こちらでチェックしてます。

家具のほとんどが剣持 勇さんのデザインだそうで、イスやテーブル、カウンター、手すりなど、見てまわるのも楽しいです。娘は全てのイスに座りたがります。

今回はメインロビーや庭園が一般公開されている「ICC Kyoto Open Day」にお邪魔しました(普段は国際会議や学会、試験会場、式典など、様々な催事で使われています)。
Open Dayでは見られない大会議場などが見学できる特別見学会のガイドツアー(※予約必要)も参加したいなあと、ずっとずっと思っています(なかなか日程が合わなくて参加できていない)。
そのほか、会議やイベントが開催される時、15分程度の花火が打ち上げられることがあります。ウワサを聞いて私も昨年見に行きました。国際会館の背景に上がる花火は不思議できれいで、いいもの見せてもらえました(写真なくてすみません。
そして、宿泊施設のロッジもあるそうでこちらも興味あります。

今回は〈国立京都国際会館〉のご紹介でした。私たちは季節ごとに度々訪れたい場所。素晴らしいので、ご家族でもお一人でもお二人ででも。
ちなみに、3月は春のOpen Weekが設けられており、建築美と桜のコラボレーションを満喫できるイベントも行なわれるそう。私も行けたら行きたいと思っています。HP、SNSで詳細をご確認ください。

〈国立京都国際会館〉

京都府京都市左京区岩倉大鷺町422
※「ICC Kyoto Open Day」は毎月設けられているため、詳細はHPでご確認ください。

アイシングクッキーをはじめとしたお菓子のワークショップを開催するなど、シュガーアーティストとして活躍する。Instagram:(@yacococo

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