無職の夫からの「離婚宣告」娘の報告に実母は神の一声｜無職の夫に捨てられました

2023.3.23

結婚10年目の黒田カナコさん夫婦。ある日突然夫から「離婚したい。明後日には出て行く」と告げられたカナコさん。これまで何度も離婚すると言っては撤回してきた夫でしたが、どうやら今回は本気のよう…。一度も謝罪の言葉はなく、あまりにも自分勝手で無責任な態度にカナコさんは怒ります。翌朝、荷物をまとめる夫の手伝いをさせられるなかでカナコさんが感じたこととは…。この記事では、黒田カナコさんによる漫画作品『無職の夫に捨てられました』電子書籍をご紹介する、試し読み企画をお送りします。※本記事は『無職の夫に捨てられました』から一部抜粋・編集しました。

離婚を言われた翌日、夫は朝から荷物をまとめはじめます。夫の不用品と共に息子の遊ばなくなったおもちゃもリサイクルショップへと持って行ったカナコさんは、結婚生活も家族も子どもとの思い出もあっさりと手放せる夫のことを冷静に見ていました。そして、そのまま食事へ。これが最後の家族でのお出かけとなったのでした。

カナコさんが実家で離婚を報告すると、母は即答で実家に戻ることを了承してくれました。母には言えなかったものの、半年以上無職だった夫。これまで何度も無職になり、その度にカナコさんが支えてきたといいます。結婚生活はカナコさんにとってとても大変なものだったのではないでしょうか。

前向きな離婚もある

離婚にはネガティブなイメージを持っている方はいるかもしれません。しかし、カナコさんの場合は夫の問題が多すぎての離婚。家族でいることが大事な場合もあるとは思いますが、一緒にいることで苦しいのならば離れるという選択肢は決してネガティブなものではないのではないでしょうか。

お金の問題や住まいのこと、今後のことなど不安なことはとにかくたくさんあると思います。しかし、離婚せずに無職の夫と家族でいてもそれは同じのはず。離婚したからといってこれまでの自分や家族が否定されるわけではありません。夫と一緒ではない方が明るい未来が見えるのなら、離れる選択をすることも積極的に検討してよいのではないでしょうか。