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健康保険は適用外!? 子どもの“歯科矯正”の治療法と注意ポイント

  • 2015.11.28
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【ママからのご相談】

こんにちは。6歳の娘のことで相談させてください。おそばせながら最近ようやく乳歯(前歯)が抜け替わり始めました。うちは私も旦那も歯並びが悪く、2人とも子どものときに矯正してなおしたので、多分娘も歯並びが悪い可能性が高いです。 とはいえ、私たちが矯正したのはうん十年も前……。現在の歯の矯正について、方法、費用や注意点、開始時期や病院の選び方など教えてください。

●A. 基本的には保険適用外。歯並びの状態によって治療方法はさまざまです。

こんにちは、ご相談ありがとうございます。歯科衛生士の鈴木ハナコです。

お子さまの歯並びに関してご心配されているとのことで、今回は歯科矯正治療を行う際の基礎知識をご説明します。

●なぜ矯正治療を行うの?

まず第一に、歯並びを整えることで口元や顎もすっきりとし、明らかに顔つきが変化します。お子さんがこれから長い人生を歩んでいく上で笑うときもコンプレックスなく自分に自信がつくというのが矯正治療の一番のメリットではないでしょうか。

しかし、矯正治療によるメリットはそれだけではありません。状況にもよりますが、矯正治療を行い歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなり、将来虫歯や歯周病によって歯を失うリスクが減少します。噛み合わせを整えることで顎間接の異常を軽減したり、体のバランスが整えられたり、睡眠時無呼吸など症状を押さえられる場合もあります。

●どんな治療を行うの?

まずはレントゲンや歯の型を取って作った模型などを使い、かなり詳細に歯や顎の歪みを調べ診断します。その症状によってさまざまな治療法が選択されます。一般的に知られる、歯に金属製のブラケットと呼ばれる装置をつけ、ワイヤーによって歯を動かすようなものから、プラスチックのマウスピースのようなものをつけながら行う矯正、またヘッドギアと呼ばれるヘアバンドのような装置を頭につけるものまで、矯正医が適切なものを選択します。

固定式のものは、素材そのものが目立ちにくいものや、見えにくい歯の裏側を利用して行えるようなものが選択できたりもします。取り外しが可能なものは学校から帰った後家で着用して矯正を促すなど、社会生活に影響が少ないように矯正を行える場合も多いので、担当医に相談してみましょう。

矯正装置が外れた後も一定期間、保定装置(リテーナー)と呼ばれる整えた歯並びを安定させ後戻りを防止する装置をつけます。

●健康保険が適用されない? 矯正治療の費用

多くの場合歯科の矯正治療には健康保険が適用されません。全額自己負担をしなければならず、高額な治療費がかかります。しかし美容目的でなければ医療費控除の対象となることがあります。医療機関によって治療費や支払方法が違ってきますので、治療費に関しては疑問がないようにしっかりと担当医と話をすることが大切です。

●治療中の痛みは?

矯正治療は痛みなく行える治療ではありません。歯を動かすために力をかけるときは、1、2日痛みが続き一時的にものが食べづらくなるような場合もあります。

●治療期間はどれくらい?

治療を始める年齢や、歯並びの状態によって治療期間が変わります。数か月で終わることもあれば、数年に及ぶこともあります。

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いかがでしたか。今回は子どものころに行われる矯正治療の基礎知識について簡単に説明しました。今後お子さんが矯正治療をされる際の参考になれば幸いです。

【参考リンク】

・矯正治療の種類 | 矯正・自由が丘歯科室(http://www.kyousei-jiyugaoka.com/cont/kiso2.html)

●ライター/鈴木ハナコ(歯科衛生士)

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