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電気代が月2万円上がりました! オール電化住宅の筆者が「今感じていること」

  • 2023.3.22

女性たちが実際にやっている、身近なエコ活動をご紹介。86回目は、ecocoメンバーの宮本志保さん。今回はオール電化住宅のおうちでのメリット、デメリットについてご紹介します。

オール電化のメリット・デメリット

【最近やってるecoなこと】vol. 86

宮本さんは2017年から約6年間、オール電化生活をしています。マンションを契約する際にオール電化住宅だったことは、特にマイナスにもプラスにも感じてはいなかったようですが、最近話題の電気代高騰で感じていることを聞いてみました。

オール電化住宅とは

家庭で使用するすべてのエネルギー源にガスを使わず、電力のみを使用する住宅のことを「オール電化住宅」といいます。

宮本さん 例年と比較して電気料金が約1〜2万円上がりました。契約当時はこんなに値上がりするなんて思わなかったです。

ーー電気代が値上がりし続けている現在。月10万円値上がりしたというかたの例も耳にします。それでもオール電化で良かったことや少し不便なことは何なのでしょうか。

床暖房も電気です!

オール電化のメリット

キッチン回りのお手入れがしやすい

宮本さん IHクッキングヒーターだと天板がフラットなのでお手入れもしやすく、調理後気になる箇所を布巾でさっと拭くだけで簡単にきれいになります。

料理中は火を使わないので危険が少ない

宮本さん 火を使わずに調理することができるので、燃え移りの心配がなく火事の心配がありません。最近子どもが炒め物や鍋の中の具をかき混ぜるなどのお手伝いをしてくれるので、安心して見守ることができます。ガスコンロでは五徳がついているのでガタ付きなどの心配がありますが、その心配も無いので快適です。子育てをしながら料理をすることができるのは良いですね。

デメリット

電気代の値上げが家計に響く

宮本さん 全てのエネルギーを電気でまかなっているので、電力会社が電気代を値上げすると、水道代を除く光熱費が全て値上がりしてしまうことになるので、けっこう痛いです。

停電すると使えない

宮本さん まだ停電は経験がないのですが、停電がきたら怖いな、と思っています。

ーーオール電化に限らず、停電するとエアコンが使えなくなるので夏や冬の防寒対策が必要になります。そしてIHクッキングヒーターも使えないので、調理もできなくなります。カセットコンロやガスボンベがあると安心です。

お湯を使い切ると一定時間はお湯が使えない

宮本さん エコキュートで使えるお湯の量は設定されたタンク量によって決まります。床暖房、食洗機、食器洗い、お風呂を使っているとお湯がかなり減るので、電気をよく使う冬は、お湯を沸かす量を増やしたりと設定を変えながら使っています。

いかがでしたか?
ガスを使わない分、火災やガス漏れなどの危険を回避でき安全性が高いオール電化住宅。宮本さんはオール電化で電気代は上がったものの、光熱費の見直しが水道と電気だけに単純化されることもあり、オール電化にしてよかったと思っているそうです。メリットやデメリットもわかった上で判断するのがおすすめです。

――筆者の家もIHクッキングヒーターを使用しています。上にプラスチック製品を置いたままグリルを付けようとしてヒーターのボタンを押してしまい、プラスチック製品に火が付き危うく火事になりそうだったことがあります。なので、オール電化住宅でも火事等に気をつけてくださいね。

宮本志保
イラストレーター、オシャレ大好き母さん、母親5年目、35歳。
最近は、ゴミ拾い、podcast「オーバーザ・サン」を聴くこと、下半身トレーニングにハマっています。

ecoco代表 平野絢子
エコをテーマとし全国の女性を集めた団体「ecoco」を立ち上げ、身近にできるエコ活動、エコを通した地域活性とウーマンエンパワーメントを推進している。
また岡山県の観光特使として東京を拠点に行き来するデュアルライフを行いながら、せとうちの農園や市場、工場などに自ら足を運び、創り手の‟想い”を伝えるため、商品開発、営業、PRなどを企業と一緒に行っている。

文・平野絢子 イラスト・宮本志保

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