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<料理をしない母は毒親ですか?>「お母さん…?」娘に教えていると、つい思い出してしまう過去とは?

  • 2023.3.22

小学生の娘とサラリーマンの夫を持ち、スポーツクラブで受付スタッフをしながら生活しているあみさん。育児も家事も得意ではないけれど、家族のために作る料理だけは唯一頑張ろうと決めています。あみさんは初めて娘と料理に挑戦することに。時間がかかっても料理を教えたいというあみさんの、料理に込められた気持ちの意味とは……?

あみさんが娘と挑戦する初めての料理に選んだのはカレーでした。

カレーはあみさんにとって、魔法の料理

あみさんが娘と共に挑んだ初めてのカレー作り。普段の倍時間がかかりましたがなんとか完成させることができました。

あみさんがなぜ時間をかけてでも料理を教えたいと思ったのか。

そこにはあみさんが独身時代、仕事の締め切りが近く栄養ドリンクやパンだけを食べ、ふらふらになりながら仕事をした結果、体を壊して退職したという経験が関係していました。

あのときもし自分で料理ができていればと悔やむ気持ちもあり、娘にはどうしても料理を教えておきたかったのです。

「料理は生きる力」と感じているあみさんですが、娘に教えたカレーは、きらいな野菜を食べられる魔法の料理のひとつです。

実際に娘は、苦手ななすもおいしく食べることに成功したのでした。

人間の三大欲求である「食」の大切さを経験から身に沁みて感じているからこそ、料理を生きる力と呼ぶあみさん。

食の大切さについては、多かれ少なかれ感じたことがある方もいるのでは?

あみさんにとって魔法の料理であるカレーは、小学生のころにひとり寂しくインスタントカレーを食べ、悲しい思いをして過ごした象徴でもある、思い入れの強い料理です。

あみさんのように自分がしんどいなかで学んだ経験も、プラスの行動に昇華させて子どもに伝えていけるといいですね。

作画:松本麻希


著者:ライター あみ

フリーライター。食育インストラクター。母の手料理をほとんど食べることなく育つ。ウェブ、情報誌等で料理や栄養関係の記事を執筆している。インスタグラムで食の情報を発信中。

ベビーカレンダー編集部

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