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ペンタトニックスのショーはファンも参加型!Perfumeの楽曲もカバーした来日公演

  • 2023.3.21

3年ぶりに日本に帰って来たペンタトニックスのライブの様子をレポート。(フロントロウ編集部)

ペンタトニックスの東名阪ライブツアーに潜入

動画総再生59億回超えを誇り、日本の大人気YouTuberであるHIKAKIN & SEIKINとコラボしたことでも話題になった大人気5人組アカペラグループであるペンタトニックスが、3月8日の大阪公演を皮切りに、東京、名古屋を周る来日公演を開催。

フロントロウ編集部は、2014年から親交がある日本のアカペラグループであるLittle Glee Monsterが参加した3月9日の公演に潜入。

まず会場には、ペンタトニックスのメンバーのポスターとサインが。ここはファンたちの写真スポットとなっており、開演ギリギリまで多くのファンがメンバーの直筆サインをバックに写真撮影。グッズも会場内で購入するシステムとなっていたため、開演までゆっくり見ることができた。

画像: ペンタトニックスの東名阪ライブツアーに潜入

そしていよいよコンサートがはじまると、最初はオープニングアクトのLittle Glee Monsterがパフォーマンス。新メンバーが加入してさらにパワーアップしたLittle Glee Monsterは、「世界はあなたに笑いかけている」や「Jupiter」などのヒット曲はもちろん、新曲「WONDER LOVER」も披露して会場を暖めた。

その後、本格的にペンタトニックスのライブがスタートしたのは19時55分。メンバーがセンターステージに集まると、ファンは大歓声で歓迎。「Sing」で幕開けたペンタトニックスのショーは、スコットが大迫力の声でファンをグッとひきつける。どんなことがあっても「さあ、歌って!」と歌うように、これから一緒に歌おうとファンを盛り上げ、熱気はそのままに、お次は日本のアーティストであるPerfumeのメドレーを披露。

画像1: photo by Kazumichi Kokei
photo by Kazumichi Kokei

日本語で歌われたPerfumeのメドレーは、まるでネイティブのような発音。「こんばんは、東京!みんな大好きありがとうございます」というスコットの言葉からはじまったMCでは「ここはおそらく世界中で一番好きな場所です。僕たちのお気に入りの国に3年ぶりに帰って来ることができてとてもワクワクしています。本当に恋しかったです。今日は本当に来てくれてありがとう」と日本のファンに挨拶。

画像2: photo by Kazumichi Kokei
photo by Kazumichi Kokei

ここでスコットがメンバーを1人1人紹介し、「もし知っている曲があれば、一緒に歌ったりダンスしたりして最高の夜にしましょう」とファンをもりあげると、マイクを立てるスタンドが登場して「Can‘t Sleep Love」をダンスと共にパフォーマンス。ライトの点灯に合わせてファンは拍手を送り、サビのダンスではメンバーと一緒に踊っているファンも。

ベースのマットがセンターで声を響かせ次に始まったのは「Aha!」。スピード感ある楽曲ながら、完璧に息を合わせて見事なハモリを見せるのはさすが。その後、水休憩をはさんで披露したのは、先ほどとは打って変わりSimon&Garfunkelのバラード曲「The Sound of Silence」。ドラマチックな楽曲はモニターに写された地球の映像をバックに歌い上げた。

画像3: photo by Kazumichi Kokei
photo by Kazumichi Kokei

ここからファンもコンサートに参加してペンタトニックスの“一員”に

「The Sound of Silence」が終わると、「みなさんこんばんわー!東京大好き。久しぶり」と紅一点のカースティンが話しはじめると「次はツアーで披露するのは初めての曲です。この曲はとても意味のある楽曲で愛とサポートについて歌っているんです。恋人、夫、妻、友達、家族。頼れる人がいることに感謝します。本当に大切な存在です」と説明し、「一緒に歌って」と呼びかけ、2021年にリリースされたアルバム『The Lucky Ones』のリード曲である「Love Me When I Don't」がスタート。カースティンが言ったようにファンが歌うパートもあり、スコットがファンに歌い方を伝授。それに合わせて合唱し、ペンタトニックスとファンの絆がさらに深まった。

画像4: photo by Kazumichi Kokei
photo by Kazumichi Kokei

「Love Me When I Don't」が終わるとスコットがファンを「一緒に歌ってくれてありがとう。正直にこれまでで一番うまかったよ。美しかった。才能あるね、東京」とベタ褒めすると『The Lucky Ones』のメドレーへ。その後はペンタトニックスのショーではお馴染みのダフトパンクのメドレーでは会場がクラブ状態。ペンタトニックスのメンバーだけでなく、ファンも激しくダンスしており、その勢いはフロアが揺れ動くほどだった。

画像5: photo by Kazumichi Kokei
photo by Kazumichi Kokei

そしてここでLittle Glee Monsterが再登場。ここではコロナ禍に作られたコラボ曲「Midnight In Tokyo」を初披露したのだが、じつは長年付き合いがあるペンタトニックスとLittle Glee Monsterは、一緒にステージでパフォーマンスすることが初めてということが発覚。まさに貴重なパフォーマンスとなった。

画像6: photo by Kazumichi Kokei
photo by Kazumichi Kokei

また、その場のノリでTikTokを撮ろうということにもなり、再びファンも参加。ここではファンの歌う音程が3パートに分けられ、ペンタトニックスとLittle Glee Monsterの歌をサポート。この時会場で撮影された動画はペンタトニックスのTikTokにアップされており、ファンのハーモニーに合わせメンバーたちが歌っている姿が見られた。

画像: www.tiktok.com
www.tiktok.com

ここで一旦メンバーがはけると、次にビートボックスのケヴィンのコーナーへ。ケヴィンがチェロを弾きながらビートボックスをするというスゴ技を披露すると、ファンからは驚きの声が。

画像7: photo by Kazumichi Kokei
photo by Kazumichi Kokei

その後、黒の衣装に着替えたメンバーたちが登場すると、映画『アリー/ スター誕生』の劇中歌であるレディー・ガガの「Shallow」をパフォーマンスし、フリート・フォクシーズのカバー曲「White Winter Hymnal」では椅子に座り、歌いながら挑戦するのは難易度が高い手遊びのようなダンスを加えた。

画像8: photo by Kazumichi Kokei
photo by Kazumichi Kokei

ペンタトニックスの公演といえば、多くの人気アーティストの楽曲をアカペラで聞けるのも醍醐味。この日は、ケヴィンとマットのコーナーが設けられ、そこではバックストリート・ボーイズの「I Want It That Way」やボン・ジョヴィの「Livin' On A Prayer」、そしてジャーニーの「Don't Stop Believin'」など、誰でも1度は耳にしたことがある楽曲のカバーを披露し、ファンも一緒に熱唱。

画像9: photo by Kazumichi Kokei
photo by Kazumichi Kokei

その熱気を保ったまま、お次は90年代のダンスメドレーで盛り上がり、最後は再びファンが参加し、「Hallelujah」でしっとりと締めくくった。

画像10: photo by Kazumichi Kokei
photo by Kazumichi Kokei

ここで本編が終わると、アンコールへ。アンコールでは、マイク1本で行なうオールドスタイルのアカペラで「My Heart With You」をしっかりうたいあげ、フィナーレはクイーンの「Bohemian Rhapsody」。ここでメインパートを歌っていたミッチのマイクの音が聞こえなくなるというとてつもないハプニングがあったものの、メンバーたちは動揺することなくしっかり集中して最後まで歌い上げた。

画像11: photo by Kazumichi Kokei
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公演の余韻が残ったまま会場を出ると、出口でミニリーフレットが配られ、なんとそのリーフレットの裏のQRコードを読み込むと、その日ペンタトニックスのライブで披露された楽曲のセットリストを音楽ストリーミングサービスで聞くことができ、ふり返りながら帰れるというサービスが。家につくまでがコンサートと言わんばかりの心遣い。

画像: ここからファンもコンサートに参加してペンタトニックスの“一員”に

ペンタトニックスだけでなく、ファンの歌声も合わさって完成する楽曲も多く、ファン参加型の公演は一体感のある最高の公演だった。

他会場の公演の様子や日本での様子は、ペンタトニックスのオフィシャルSNSに掲載中。ペンタトニックス日本公式ツイッター:@PTXofficial_JP、ペンタトニックス海外公式ツイッター:@PTXofficialを是非フォローしてチェックしてみて。(フロントロウ編集部)

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