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【俳優・鈴鹿央士さんインタビュー】いちばん端やすみっこが心地いい〝すみっこ族〟【いま彼】

  • 2023.3.21

レディたちが気になる「彼」の本音に迫る『#いま彼を知りたい』。今回は俳優・鈴鹿央士さんのインタビューを後編をお届けします。

>>>前編はこちらからチェック!

めったに怒ることはないし、喜ぶときもわーっとはならない

出典: 美人百花.com

――鈴鹿さんを色で例えると白。存在感は色濃いけれど、どこまでもまっさらな純白のイメージで、とにかく「芸能人」っぽくない。

「僕は元々端っこが好きというか。いつも〝すみ〟にいたい〝すみっこ族〟で、実家でもそうだったし、ひとり暮らしをしている今の家でも部屋の真ん中には座らない。ソファのいちばん端やすみっこが心地いいんです。うちの母親も〝すみっこ族〟なので、多分これは遺伝。芸能界にあまり染まらないのもそのせいかもしれない」

――さらに「ずっと理性を働かせて生きてきた」ので喜怒哀楽が表に出ないタイプ。はじけたり感情的になることはほぼないとか。

「これも遺伝で家族全員静かなんです。僕もめったに怒ることはないし、喜ぶときもわーっとはならない。そうなってみたいって冒険心はあるけど、羽目を外さなくても楽しめるし、窮屈でもないのでほどよい範囲内で生きています。ただ、お芝居するときは理性が強すぎると役に影響が出るので、感情を出すようにしている。そこで意外なものが生まれたりすると『おー!』ってなりますし、私生活でもおいしいものを食べると『こんな食べ物があるんだ!』って興奮しますよ、人間ですから(笑)。あと、恋愛しているときは喜怒哀楽の波が大きくなるかも。思春期の頃は好きな人と2人っきりになるだけで『何をしゃべったらいいんだろう?』って、冷静に対処できないこともあって。そこらへんは本当、普通の男の子です」

出典: 美人百花.com

――普通の男の子でちょっと安心(笑)。ちなみに23歳の鈴鹿さんから見て、百花世代のアラサー女性はどんな印象でしょう?

「人間形成みたいなところだと、年齢はただの数字なのかなと。でも、知識や考え方が豊富な大人たちと出会ってきているので、年上の人と話すと落ち着きます。いい大人って自分の生き方をわかった上でいろんなことを受け入れられる。でも100鵜呑みにしないで疑問に思ったことはちゃんと相手に聞けるんですよね。しかも、そのとき投げかける言葉が柔らかい。そういうふうに柔らかく言葉を落とせる人は素敵だなって思います」

――鈴鹿さんの言葉もまた一語一語、柔らかい。でも、冒頭で言ったとおり一瞬で場の空気や時間の流れ、周りのペースを変えてしまう強い引きがある。

「それは僕自身がマイペースなせいかもしれません。東京に出てきてから時間も変化していく流れも速かったけど、自分なりに受け入れながら生きてこられたのはマイペースのおかげ。そこは自分の強みだと思っています」

ジャケット ¥68,200、ジャンプスーツ ¥66,000/ともにVoltage Control Filter インナー¥24,200/DIET BUTCHER 他スタイリスト私物

Profile

鈴鹿央士(すずかおうじ)

2000年1月11日生まれ。2019年映画「蜜蜂と遠雷」でデビュー。昨年は「六本木クラス」「silent」など数々の話題作に出演。今年は3月24日公開予定の映画「ロストケア」が待機中。俳優と並行し、「MEN’SNON-NO」専属モデルとしても活動している。

Information

「君に届け」

大人気少女漫画の実写化。見た目が暗くクラスメートから「貞子」と呼ばれる主人公・爽子と性格も見た目も爽やかな風早くんの青春ラブストーリー。もどかしくて初々しい2人のやりとりにキュンとして!

出演:南沙良、鈴鹿央士他 Netflixにて配信中

掲載:美人百花2023年3月号「#いま彼を知りたい」

撮影/女鹿成二 スタイリング/丸山晃 ヘアメイク/宮本愛(yosine.) 取材・文/若松正子 再構成/美人百花.com編集部

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