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『アドレナリン』ジェイソン・ステイサム、ケガしてもスタントをこなせた理由にアドレナリンが出すぎている

  • 2023.3.20

『アドレナリン』で知られるジェイソン・ステイサムは、スタントも自分でこなす。ケガをしても続けられる理由とは?(フロントロウ編集部)

運動神経が良いジェイソン・ステイサム

映画『スナッチ』や『トランスポーター』、『ワイルド・スピード』など、多くのむちゃくちゃ映画に出演してきたジェイソン・ステイサム。アドレナリンを出し続けなければ死ぬ映画『アドレナリン』も彼の代表作だ。

映画の雰囲気が似ている『アドレナリン』と『トランスポーター』シリーズは、『アドレナリン2 ハイ・ボルテージ』と『トランスポーター3 アンリミテッド』が日本においてたったの約1カ月間隔で劇場公開されたため、ジェイソン、アクション、車といったイメージを固めることになった。

そんなジェイソンは、水泳の飛び込み選手として1988年ソウルオリンピックにイギリス代表チームの一員として参加した異色の経歴を持つため、運動能力が高い。なので、『アドレナリン』ではほとんどのスタントを自分でこなしている。

しかし、それはケガをしないことは意味しない。彼は2006年に米The Boston Globeのインタビューで、「足首の腱がすべて吹っ飛んでしまった。肩も怪我した。手首はイカレた」と明かしている。

画像: 左からジェイソン・ステイサム、マーク・ネヴェルダイン監督、ホセ・パブロ・カンティーロ。
左からジェイソン・ステイサム、マーク・ネヴェルダイン監督、ホセ・パブロ・カンティーロ。

足首の腱がすべて切れただなんて、あまりに深刻なケガ。オーバーに言っている可能性はあるが、ものすごい負傷をしたのは事実なのだろう。そのような状態では、ケガで身体的にスタントが出来なくなる、精神的な恐怖から出来なくなるというのは、あり得る話。では、ジェイソンがスタントをこなし続けられたのはなぜなのか?

「なぜなら俺はアホだから(笑)。不思議なことに、スタントをしている時に痛みは吹っ飛ぶんです」

痛さを感じなくなるから、スタントを続けられた…。『アドレナリン』の撮影は、それ自体がアドレナリンが出まくる環境だったよう!

とはいえ、彼は米MovieWebのインタビューで、スタント中に恐怖を感じてはいたとも明かしている。本作の印象的なシーンの1つであるロサンゼルス上空を浮かぶヘリコプターでのファイトシーンでは、ジェイソンも、リッキー役のホセ・パブロ・カンティーロも恐怖を感じながら、どうにかシーンをリアルなものにしようと演技していたそうで、ホセは勢いあまって頭をヘリコプターにぶつけて5針も縫うケガを負ってしまったという。

(フロントロウ編集部)

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