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30代主婦。ハイブランドに取り憑かれて「エレガント沼」に沈む!<150万のバッグが欲しい主婦の 夫に内緒の買い物日記>

  • 2023.3.21

SNSで繰り広げられる、エレガント界の昼ドラ並みのマウント合戦。
もしもそこに、どこにでもいる主婦が足を踏み入れてしまったら――。

KADOKAWAから発売された『150万のバッグが欲しい主婦の 夫に内緒の買い物日記』(原案:エレパトちゃん、作画:ユキミ)は、最高峰のバッグを手に入れるため、お財布の限界と闘う主婦が壮絶な道のりを辿るコミック。

原案者のエレパトちゃんは、ハイブランドの店舗やオンラインショップをパトロールするブログを運営し、「コレクション」ジャンルでしばしば1位になる噂のブロガーだ。

どこにでもいる主婦が「エレガント沼」入門

ある日、30代主婦・パト香は下の子を幼稚園へ送り出し、SNSを眺めていた。するとそこには、自分と同い年くらいなのに、高名なハイブランド「エレガント」のバッグを携えた主婦の投稿があった。

投稿につけられた「#夫に感謝」のタグを見て、「本人に直接言ってやんなさいよ」と鼻で笑うパト香。しかし、その眩しい光景に引き寄せられ、同じような投稿をついついチェックしてしまう。

エレガント界隈では、希少商品を探してパトロールのように何度も店舗を訪れることから、「エレガント」と「パトロール」を略した「#エレパト」というタグも使われている。そして、以下のような「エレガント界あるある」が見られる。

あるあるその1。自称庶民が「エレガント」最高峰の高級品「バルドー」を持っている。車が買える値段のバッグを庶民が持っているわけないだろ!

あるあるその2。SNS内でのマウント合戦。「新しい子お迎えしました やっぱりベーシックカラーよね」「新色を用意してくれた担当さんに感謝」など、いやらしい投稿が飛び交う。怖い!!

あるあるその3。職業謎の人がいる。「昼からシャンパン」のタグをつけ、ゴージャス感あふれる写真をアップしている人。どこで撮ったの? 誰に撮ってもらったの?

あるあるその4。年齢も謎の人がいる。一見若そうだけど、加工のしすぎで肝心のバッグがゆがんでる......。

SNS上で展開される昼ドラ並みのマウント合戦が面白すぎて、毎日のようにエレガント界隈のタグを見はじめたパト香。ある時、「エレガント」に「パネトン」という響きもお値段もかわいいバッグがあることを知る。お値段なんと36万円! それを見たパト香は......。

あら お値段もかわいい
へー これくらいなら手が届きそう
バルドーなんかに比べたら 全然安いじゃない

直後に正気を取り戻し、「......いや 安くはないわ! 断じて!!」とセルフツッコミを入れたものの、すでに魅了されつつあった――。あるあるその5。金銭感覚がおかしくなる。

パネトン資金を調達せよ! 涙ぐましい節約テク

「パネトン...欲しいなぁ...」と、うっとり。なんとか36万円を工面しようと(独身時代の貯金は崩したくない)、パト香は食費を節約して資金を捻出することを決意する。

結果、家庭の食卓はおかずが急減し、納豆オンリーの日も。さすがにこれはまずいと思ったパト香は、もやしと豆腐でかさましするテクを習得。さらに、ガソリン代もバス代ももったいないと、移動は徒歩になって――。

自分の世界を変えてしまうほど、エレガント界にハマったパト香。家計は破綻しないのか? パネトンは手に入るのか? 夫にはバレないのか? どこまで沼に沈んでいくのか――? ハイブランドに取り憑かれた人々の世界を覗いているうちに、あなたも「エレガント沼」に足を踏み入れたくなるかもしれない。

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