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「読めそうなのに、なぜか読めない…!」“風”を含む【難読漢字】5選

  • 2023.4.19

だんだんと寒さも和らぎ、暖かい「風」が吹く日も多くなってきましたね。ただ、花粉も舞うようになってきたことは、花粉症の方々にとって悩みの種かもしれません。

さて今回は、「風」に関する難読漢字を5つご紹介します。みなさんは、いくつ読むことができるでしょうか…?

1.「東風」

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「東」も「風」も、小学校で習う簡単な漢字ですよね。そのため、すぐに「ひがしかぜ」や「とうふう」と読むことに、気づけた方も多いと思います。

しかし、実は初見ではまず思い至らない、難易度の高い読み方もあるんですよ。読み仮名2文字で考えてみてください!

読み仮名2文字の読み方は「こち」「あゆ」でした!

「こち」はそのまま「東の方から吹いてくる風」のことですが、「あゆ」は「あいのかぜ」のことで、「日本海沿岸で、沖から吹く夏のそよ風」を指します。ちなみに、「東風」には「こち」だけでなく「こちかぜ」という読み方もありますよ。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

2.「風巻く」

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「東風」が「ひがしかぜ」と読めるため、こちらもシンプルに「かぜまく」と読んでしまったかもしれませんね。

しかし、残念ながら不正解!なんと「○まく」と読むため、「風」に当たる部分の読み仮名は1文字なんです。これは、かなり難易度が高いかも…!

気になる読み方は「しまく」でした!

この場合、「し」は「風」を意味し「風が激しく吹きまくる」ことを意味するそう。あまり使う機会のない言葉かもしれませんが、「強風」の際は思い出してみてくださいね。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

3.「国風」

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「風巻く」を「かぜまく」と読むことはできませんが、「国風」は大丈夫。「こくふう」や「くにふう」というように、よく知られている読み方をそのまま当てはめることができますよ。

しかし、これだけでは難読漢字とは言えませんよね。そう、実はほかにもう1つ読み方があるんです…!

気になる読み方は「くにぶり」でした!この場合「国振り」と書くこともできますよ。

意味は「こくふう」と同じで「その国特有の風俗、習慣。また、その地方のならわし」になります。日本の場合、たとえば「家に入る際に靴は玄関で脱ぐ」などが挙げられそうですね。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

4.「追風」

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物事が上手く進んでいる際に「追風(おいかぜ)が吹いている!」なんて言ったりしますよね。

そう、もちろん「おいかぜ」と読んでも大正解!しかし、「追風」には別の読み方もあるんですよ。「ついふう」や「おうかぜ」ではなく、ちょっとひねりが必要です…!

気になる読み方は「おいて」でした!

ちなみに「追風」を含む言葉の1つに「追風用意(おいかぜようい)」という変わったものがあります。「いったい、どういうこと…?」と疑問に思われたかもしれませんが、こちらは「通りすぎたあと、よいかおりが漂うように、衣類に香をたきしめておくこと」なのだそうですよ。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

5.「疾風」

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最後にご紹介する難読漢字は「疾風」です!

「簡単簡単!しっぷうでしょう?」とお考えになった方は大正解…

しかし、ほかにもいくつか読み方があります。「はやちかぜ」「はやかぜ」などと読むこともできますが、今回は読み仮名3文字で考えてみてくださいね。

気になる読み方は「はやて」「はやち」でした!

「聞いたことある言葉…だけど、漢字で疾風と書くなんて知らなかった」なんて方も多いかもしれませんね。

まとめ

読み方が複数ある言葉もあったため、全て当てることができた方はかなり少ないかもしれませんね。

もし全問正解できたなら本当にスゴい…!次回も当てることができるよう、ぜひチャレンジしてみてくださいね。