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年収中央値700万円、平均年収769万円の“業種別”1位は?doda調査「正社員の年収中央値」発表

  • 2023.3.20
「業種別」で1位となったのは?
「業種別」で1位となったのは?

パーソルキャリア(東京都千代田区)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」が、「正社員の年収中央値」を発表しました。

3位は「医薬品メーカー」

調査対象者は、2021年9月から2022年8月末までの間に、転職サイト「doda」のサービスに登録した、正社員として働く20~65歳の男女。約56万人のデータを元に、年収中央値(支給額)を算出したものです。

「中央値」とは、データの「位置関係」を軸にした値。データを大きさ順に並べたときに、ちょうど「中央にある値」を指すものです。平均値の場合、極端に年収が高い人がいれば平均年収が引き上がりますが、中央値ではその影響を受けません。

調査の結果、正社員の年収中央値は「350万円」、平均年収は「403万円」でした。平均値が中央値を上回ったのは、年収が高い層が平均値を引き上げたためです。

男女別では、男性の年収中央値は400万円(平均年収449万円)、女性の年収中央値は303万円(同347万円)となっています。

年齢別では、20代前半から後半にかけて年収が上昇傾向にありますが、30歳ごろを境に、男女で傾向の違いが見られる結果となりました。

男性は、40歳手前まで平均値と中央値であまり差がなく、年齢が上がるにつれて年収も伸びる傾向に。しかし40代になると、平均値は上昇傾向にあるものの、中央値は500万円のまま横ばいの状態が続いています。

一方、女性は、30歳手前までは平均値と中央値であまり差がなく、年収は上昇傾向です。しかし、年収中央値は29歳以降横ばいの状態が続き、50代半ばまで350万円~360万円を推移する結果に。これについて同社は、「ライフスタイルの変化によって仕事量を調整していることや、昇進する人が少ないことが理由として考えられる」とコメントを寄せています。

業種別に見ていくと、最も年収中央値が高かったのは「たばこ」業界で、700万円(平均年収769万円)でした。2位の「投信/投資顧問」は600万円(同768万円)と全業種の中で最も平均値との差が大きくなっており、同社は「収入の個人差が大きい業界であるといえる」としています。なお、3位は「医薬品メーカー」で550万円(同617万円)でした。

オトナンサー編集部

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