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園のお弁当作り、苦手…コンビニで買ってはダメ?【保育士解説】注意点を守れば大丈夫

  • 2023.3.19
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園で必要になる機会があるお弁当。早く起きてお弁当作りは大変、ましてやキャラ弁、デコ弁なんて無理!そう思ったことはありませんか?お弁当作りが得意な人もいれば、苦手な人もいますよね。かわいいお弁当を持ってくる子もいて、プレッシャーに感じてしまった保護者の方もいるのではないでしょうか。どうしても忙しいとき、負担を減らしたいとき「コンビニのものを持たせてもいい?」この記事ではそんな疑問を、保育士ママ5人で運営しているいつママ(@itsumama__)のるなママが解説します。

「お弁当」を持っていく目的は?

幼稚園・保育園では毎日お弁当を持参する園、お弁当デーを設けている園がありますね。また、遠足などのイベント時には必須ということも。

お弁当を食べる目的は、ずばり「食育」の一環です。食べ物に興味を持つというところから始まり、お弁当を用意してくれた人のことを思い浮かべながら、感謝の気持ちをもって食べる…いつもと違う雰囲気で食事をすることを楽しむことが目的です。お弁当を楽しみにしたり、待ち遠しく思ったりする気持ちを味わうことも食育の一つなのです。

子どもの育ちのための目的があるとはいえ、保護者としては少しでも負担を減らしたいことはあるでしょう。

お弁当の中身、コンビニで買ったものを入れてもOK!

かわいいお弁当を作るご家庭もあるかと思いますが、忙しい朝、なかなかそんな時間は取れない…という方もいるのではないでしょうか?

「もう、いっそのこと、コンビニのものを持たせたい」…なんて思ったことはありませんか?ですが、「それじゃ子どもがかわいそう」「ずぼら過ぎるかな」「先生が見たらなんて思われるかな」という考えが頭をよぎりますよね。

しかし「コンビニの食べ物=悪」などということはありません!

コンビニのものでも、きちんと選べば楽しく食べることができますし、何より保護者の方の負担が減り、少しでも余裕ができたり、心にゆとりが持てたりすることに大きなメリットがあります。

お弁当作りに力を入れたいご家庭もありますし、そうでないご家庭もあります。それぞれのご家庭によりいろいろな考えがあるので、良い・悪いで比べるのではなく、それぞれのご家庭にあったスタイルを取り入れていくことが大切だと、保育士として思います。

コンビニの食品を選ぶときのポイント

では、実際にコンビニのものをお弁当に持たせる場合、どんなところに注意したらよいのでしょうか?コンビニでお弁当に入れる食べ物を選ぶ際のポイントをご紹介します。

塩分に気を付けて

コンビニのものは塩分を多く含むものも多くあります。

幼い子どもが食べるには、消化に負担がかかるものもあります。ただ、最近は無添加のものや塩分控えめのものなども多く取りそろえているコンビニも増えてきました。品物を選ぶときは塩辛すぎないか確認してみてください。

のどに詰まりやすいものは入れないで

コンビニで買える食品に限ったことではありませんが、豆やブドウ、プチトマトなど、喉に詰まりやすいものは入れないようにしましょう。

選ぶときに「枝豆のサラダ」や「丸ごとブドウのゼリー」などは避けましょう。

アレルギーに注意して

子どもにアレルギーがある場合、アレルゲンとなる食品が入っているか、見た目で確認できないものもあります。どんなものが使われているのか、パッケージに記載されている原材料を確認してくださいね。

子どもが好きなものを入れて

お弁当の時間は「楽しむ時間」。苦手なものが入っていて、食べられずに楽しめないよりも、楽しく食事をすることを目的として、子どもが食べられるものを入れましょう。なじみのコンビニがあるなら、家で食べさせたことがあり、喜んで食べたおかずを入れてあげると良いでしょう。大好きな食品が入っていたら、子どもはテンションが上がるはず。

「お弁当を全部食べた」「お弁当の中身をからっぽで持ち帰る」というのは、大人が想像する以上に子どもにとってはうれしいことですよ。

「袋のまま」だけは避けて楽をしよう

保育士として唯一避けてほしいと思うことは「コンビニのものを買い物袋のまま持っていく」ということ。いかにも買ったままの状態では、お弁当の時間を楽しみにする気持ちが薄れてしまうかもしれません。園によっては、もしかしたらご家庭にお弁当のことで質問をすることがあるかもしれません。

袋のままではなく、買ってきたものをお弁当箱に詰め替え、かわいいピックを刺すだけでも十分だと思います。

もし少し余力があれば、おにぎりだけ作る、デザートの果物だけカットして入れるなどできると良いでしょう。おにぎりやサンドイッチを包むラップは100円ショップなどで手軽に入手できます。ひと手間でかわいらしさを演出できる便利なアイテムです。

お弁当作りが負担で、保護者の方の気持ちが沈んだり、ゆううつに感じてしまったりするのはつらいこと。忙しい毎日の中で少しでも負担を減らして、親も子どももハッピーな気持ちになれたらいいなと思います。お弁当も毎回全力を尽くす必要はありません。手を抜けるところは、どんどん手を抜いていきましょう!

著者:itsumama55

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