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【セント・パトリックス・デー】3月17日を楽しもう!?キーワードは「シャムロック」?!?!

  • 2023.3.16
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3月17日は「セント・パトリック・デー」というカトリックの祝日が設けられています。 日本ではあまり馴染みのない行事ですが、実は国によっては盛大にお祝いするお祭りとしての側面もあるのです。

ここでは、この「セント・パトリック・デー」がどのようなイベントなのかを解説します!

3月17日は「セント・パトリック・デー」!

 

まずは「セント・パトリック・デー」がどのような日なのかについて見ていきましょう。

「セント・パトリック・デー」とは

「セント・パトリック・デー」がある3月17日は、アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日として伝わっています。 カトリックにおける祭日であり、アイルランドにとっては祝日となっています。

このことから、日本語だと「聖パトリックの祝日」といわれることもあります。

「聖パトリック」ってどんな人物?

パトリキウスとも呼ばれるこの人物は、5世紀頃にアイルランドでキリスト教を伝え広めたとされる司教です。 カトリック教会や東方正教会など複数の宗派において聖人と認められています。 そして、アイルランドの守護聖人として認識されており、ケルト系キリスト教の始祖とされています。

 

若い頃にアイルランドの海賊に捕まり、奴隷として苦しい時期を過ごしていたある日、「アイルランド人にキリスト教を広めるように」という神の言葉を聞いて脱出。 家族のもとに帰りますが、ヨーロッパで神学を学んだ後に、召命を成し遂げるために再びアイルランドの地を踏みました。

その後、彼はアイルランド各地に教会や修道院を建設して無数の人々にキリスト教を広めたと伝えられているそうです。 しかし、キリスト教を広める際には無理強いすることはなかったとも。 アイルランドに住むケルト人は、独自の宗教観を持ち合わせていました。 そこで、キリスト教徒融和させることで布教していったとされます。

また、伝承によると聖パトリックはアイルランドから蛇を駆逐したとされ、現在でもアイルランドには蛇がいないのだとか。

聖パトリックが作ったともいわれる「ケルト十字」

その証ともシンボルとされるのが、ケルト十字です。

 

このケルト十字は、キリスト教の影響を受けた十字架と現地で行われていた太陽信仰の日輪を組み合わせたもの、だともいわれています。

「セント・パトリック・デー」を楽しもう!!

 

ここからは、肝心の「セント・パトリック・デー」がどのようなイベントなのかを見ていきましょう。

厳かに過ごす日がいつしかド派手なイベントに!!

何世紀もわたり行われてきた旧来の「セント・パトリック・デー」は、礼服を着てミサを行ったりと厳かに過ごしお祝いするというアイルランド独自の行事でした。 それが一転したのは1996年のこと。

アイルランド政府が中心となって、首都ダブリンで盛大なフェスティバルを開催しました。 これが、ド派手なフェスティバルとしての「セント・パトリック・デー」のはじまりといえます。

「シャムロック」と「緑色」がキーワード

「セント・パトリック・デー」のキーワードとなるのは、「シャムロック」と「緑色」です。

「シャムロック」は特定の花や植物ではなく、葉っぱが3つに分かれている植物の総称です。

 

聖パトリックが「三位一体(神様・神の子・聖霊)」を説く際に使用したとされていることから、この「セント・パトリック・デー」のシンボルとなっています。 また、この「シャムロック」はアイルランドの国花にもなっています。

「緑色」は草木をあらわす時にも用いられる色ですが、「セント・パトリック・デー」においてはアイルランドの自然の象徴となる色となっています。 お祭り当日は、緑色の衣装を身に着けたり緑色のビールやライトアップを見ることも!!

「セント・パトリック・デー」のここにびっくり!

「セント・パトリック・デー」は驚きに満ちたイベントです! ここからは「セント・パトリック・デー」のびっくりするような風習についてまとめます。

川の水が緑に染まる!?

アメリカのシカゴで行われている「セント・パトリック・デー」では、街の中心を走るシカゴ川が緑色に染まります。

 

ちゃんと自然環境に配慮して無害な染料を用いているとのことですが、何も知らずに川面を見たらギョッとしそうな色合いですね。 これは、1962年以降「セント・パトリック・デー」に合わせて行われる企画だそうですが、必ずしも3月17日に行われるわけではなく、年によっては直前の土曜日に行われたこともあるんだとか。

妖精も楽しむ「セント・パトリック・デー」

 

「セント・パトリック・デー」のパレードには、緑色の服にオレンジの髭を生やした仮装や気ぐるみなどが現れます。 これは、アイルランド民話に登場する妖精レプラコーンを模したものとされています。

お金を貯めるのが大好きとされ、もしも捕まえることができたら虹の麓にあるという隠し場所まで連れて行ってくれるのでお金持ちになれるという伝承が現地にはあります。

まとめ

毎年3月17日に行われる「セント・パトリック・デー」。 これはアイルランドで始まった行事で、聖パトリックという人物の命日にあたります。

現地アイルランドでは、緑の衣装に身を包むなどした人たちがパレードに参加したり、アメリカ・シカゴでは街を走るシカゴ川を緑色に染めてしまうなんて企画が行われたりします。

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