【イカす広島】HIROSHIMA GATE PARKの誕生など、ワクワクの春【3/17号特集】

2023年3月18日（土）に広島市現代美術館 2023年3月31日（金）にHIROSHIMA GATE PARK

2023年3月18日（土）に広島市現代美術館がリニューアルオープンし、31日（金）には、旧広島市民球場跡地に「HIROSHIMA GATE PARK」が誕生します。建て替えではなく既存の建物を生かした美術館、被爆敷石などを生かした公園。そしてどちらにも過去（原爆ドーム）と未来をつなぐ軸があります。過去の物を生かした再生と誕生、そんなイカした広島、ますます楽しい街になりますね。

【ピースPOINT❶】過去から未来へ

HIROSHIMA GATE PARK の西側に位置し、原爆ドームから北に向けて真っすぐ伸びる桜並木道の「ピースプロムナード」。その先に子どもが遊べる広場を作り、元気に遊ぶ子どもたちが未来の希望となるイメージ

【生かすPOINT❶】被爆敷石を使用

石張り舗装の一部に、広島電鉄が保管していた「被爆敷石」（路面 電車の敷石として使われていた物）を使用。過去の物を生かして土地に記憶させ、平和への願いを込めています

【ピースPOINT❷】残して伝える

何でも新しくする風潮の中で、あえて建物を残してリニューアル。「いかにして後世に受け継ぐか」をテーマに、今までのデザインを大切に残しながら進化・深化させています

【生かすPOINT❷】伸びる平和軸

アプローチプラザ（上写真）の切り込みは爆心地に向けられ、美術館の象徴でもあります。戦争を忘れないための平和軸です

3/18（土）、3/31（金）～4/2（日）に オープニングイベント イカす楽しい街へ

広島市現代美術館では3月18日（土）から特別展を開催。全館をフル活用した展示は館内の隅々まで見逃せません。期間中は学芸員によるギャラリートークやワークショップなども実施。HIROSHIMA GATE PARKでは3月31日（金）から3 日間にわたってイベントを開催。「旧広島市民球場とカープお宝展」やG7 広島サミットのPR コーナーも。春のお出掛けにぜひ。

＜HIROSHIMA GATE PARK＞

【生かした物】 ★ 旧広島市民球場のカタチに沿って、飲食店やアウトドアショップなどが集合した商業施設「SHIMINT HIROSHIMA」（上写真右）が誕生。 ★ 旧広島市民球場の外野ライト側スタンドのベンチを再利用（上写真左）

【新しい物】 ★ ショッピングやオソトごはんが楽しめる「SHIMINT HIROSHIMA」、アーバンスポーツやイベントなど新しいことが〝できる公園〟

【オープニングイベントを開催】

■HIROSHIMA GATE PARK FESTA

日程／ 3月31日（金）、4月1日（土）・2日（日） 時間／ 31日12:00 ～ 20:00、1日10:00 ～ 20:00、2日10:00 ～17:00、入場無料 ●グルメ／期間中、広島のグルメが集合。体験コーナーも ●トークショー／ 31日14:00 ～広島東洋カープOBの野村謙二郎さん、サンフレッチェ広島OBの佐藤寿人さん、タレントのうえむらちかさん、1日13:30 ～広島東洋カープOBの山本浩二さん ●ステージ／和太鼓や神楽、書道パフォーマンス ●アーバンスポーツエリアでもイベントを開催

＜広島市現代美術館＞

【生かした物】 ★ 既存の意匠を生かしつつ、展示室の照明をLED 化、多彩な調光が可能に ★ 公衆電話ブースが作品展示ブースに（上写真左） ★ 館内モニターや屋外の階段モニュメントを復元

【新しい物】 ★ 増築部分に開放的なカフェ空間と、ワークショップなどに利用できる多目的スペースがオープン（上写真左）

【オープニング特別展を開催】

■リニューアルオープン記念特別展 Before/After

《Land of Dreams》2019 Courtesy of the artist and Gladstone Gallery (c) Shirin Neshat

会期／ 3月18日（土）～ 6月18日（日） 時間／ 10:00 ～ 17:00（入場は閉館の30分前）、月曜休館 内容／同館で16年ぶりに新規購入したシリン・シャネットの作品（上写真）の他、美術館コレクション作家を軸に新進アーティストを含む45組のグループショーとして開催。「破壊と治癒」「劣化と修復」などのキーワードにそった作品を展示。改修の「まえ」と「あと」や、休館中の活動の様子なども紹介します 観覧料／一般1,600円、大学生1,200円、高校生・65歳以上800円、中学生以下無料

提供：広島リビング新聞社 （「リビングひろしま」2023年3月17日号掲載）