【炊飯器】「棚に置くときは気を付けて！」“意外なNG置き場”や、購入時に注目したい点《プロに聞いてみた！》

新生活が始まる季節、新生活が始まり、新しい気持ちになる季節、炊飯器を新しくしようかなと検討している方もいらっしゃると思います。せっかく新しいものを買うなら、節電になったり美味しく炊けたりするものを選びたいですよね。

そこで今回は、三菱電機ホーム機器の吉川秀樹さんに炊飯器を買い替える際のポイントをうかがいました！

炊飯器の買い替えや新規購入を考えている皆さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

--炊飯器は、どのくらいの期間を目安に買い替えれば良いのでしょうか？

三菱電機ホーム機器吉川さん：約7年を推奨しています。

--うちの炊飯器も買い替えどきかもしれません。買い替えるとしたら、どのような機能があると良いでしょうか？

吉川さん：電気代が気になる方には、「エコ炊飯モード」が搭載されている製品がおすすめです。本体の周囲温度に応じた火力で省エネしながら炊き上げるため、消費電力が抑えられるんですよ。

「冷凍用モード」が搭載されているものは、電子レンジで温めるだけで炊きたてのような美味しさになるごはんを炊くことができます。ぜひ「冷凍用モード」でまとめて炊飯し、冷凍保存しておいてください。

--3.5合炊きなどの小容量のものと5.5合炊きなどの大容量のものだとどちらがおすすめですか？

吉川さん：大容量タイプの方が機能が高く、美味しく炊くことができます。

ただ、大容量タイプは小容量タイプより、やはり消費電力量が少し増えてしまいます。5.5合炊きの「BWD10」でかまど炊きで2合炊飯した場合と、3.5合炊きの「SWD06」でふつう炊きで2合炊飯した場合だと、5.5合炊きの方が約15%多く電力を消費します。

--機能や大きさ以外のチェックポイントがあれば教えてください。

吉川さん：お手入れがしやすいかどうかなど、使い勝手も確認しておくと良いでしょう。

--炊飯器を置いてはいけない場所はありますか？

吉川さん：不安定な場所、アルミシートや電気カーペット、または熱に弱い敷物などの上、水のかかる場所、火気や熱器具の近く、ふたを完全に開けられない場所、直射日光の当たる場所、壁や家具の近くなどに置くことは避けてください。

また、キッチン用収納棚を使うときは、中に蒸気がこもらないように気をつけていただきたいです。

取材：三菱電機ホーム機器株式会社
家電製品技術部調理機器技術課課長
吉川秀樹さん

取材・執筆：古林／ライター
ライフスタイルメディアやプラットフォームを中心に活躍するフリーライター。ライフスタイルに関するさまざまなコンテンツを編集・執筆している。なかでも新聞社での勤務経験を活かした、企業取材やインタビューが得意。趣味はアングラお笑いライブの鑑賞。

イラスト：vaguely（Instagram/HP）