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<16歳の母>女手ひとつで育てた母の想い「命を授かり育てることの責任」

  • 2023.3.16

16歳で母になった少女の出産までの道のりを描いた「助産師が見た、奇跡の出産物語」。現役助産師が命の現場で見たリアルとは――。16歳の紗季さんは、別の高校に通う彼氏と交際中に妊娠していることが判明。病院で出会った助産師や患者さんと心を通わせながら、時に戸惑いながら母になっていく姿を追います。

妊娠を喜んでくれた彼の反応に、紗季さんは「産みたい」という気持ちが強まりました。それから2人は、紗季さんのお母さんのもとへ行き妊娠したことを告げます。お母さんは少し戸惑いながらも自分の思いを伝えはじめました。それを聞いた2人は返す言葉が見つからず……!?

1人の命を粗末に扱わないで

お母さんに「産んで育てたい」と強い意志を伝えた2人。この気持ちがあればお母さんは納得してくれると思っていたのですが……厳しい答えが返ってきました。「今回は諦めなさい。軽率な行動だったと思います」。納得いかない紗季さんは「好きな人との赤ちゃんなの!」と反論するも……。お母さんは、涙ぐみながら命の大切さを紗季さんたちに伝えました。

「命を授かり、育てることは責任が重いこと」

「あなたのお腹にいるのは、あなたたちのものじゃない。1人の命」

「粗末に扱ったら絶対に許さないから」

2人は事の重大さに気づき、黙り込んでしまいます。

それから紗季さんとお母さんは、病院へ向かい待合室で座って待機していると、何やら慌ただしい雰囲気に。ある妊婦さんが車の中で破水。渋滞にハマってしまい動けないという緊急事態が起きていたのです。この事態に助産師さんが「間に合えー!」と猛ダッシュで病院の外へ出て行きました。

女手ひとつで育ててきたお母さんの言葉に、2人は子どもを育てるという責任の重さを知ったようですね。しかし、紗季さんは釈然としない様子のようですが……。反対するお母さんの気持ち、それでも産みたいという紗季さんの気持ち、しっかり話し合ってよい方向に解決できるといいですね。

作画/ふらみんこ


著者:マンガ家・イラストレーター おたんこ助産師

現役助産師、イラストレーター。日々出会う妊娠・出産・育児にまつわるエピソードをゆるい絵でわかりやすく漫画にしています。

ベビーカレンダー編集部

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