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【北海道VS東京】4月の東京の紫外線は、北海道の真夏と同じくらい強い!?知っておきたい、北海道と東京のお天気の違い

  • 2023.3.16

「天気を味方にすると、暮らしはもっと快適になる!」をテーマに、毎日の生活に役立つお天気情報の”見方”を気象予報士がお伝えします。

Sitakke

出会いと別れの季節、春。進学や就職で、北海道から本州へ引っ越す人も多いのではないでしょうか。今回のテーマは、春から本州で新生活という道民のみなさんに向けて、北海道と本州の天気の違いについてご紹介します。北海道と本州では、天気がまったく違います。

その①気温の高さと紫外線の強さにビックリ!

道民が本州へ到着して、まず感じることは 「気温の違い」 ではないでしょうか。

東京の4月の最高気温の平年は19.4度、大阪では19.9度で、これは札幌の5月下旬並みに相当します。北海道から着てきた上着を早速、脱ぐことになりますね。南に位置する本州なので気温が高いのはもちろんですが、紫外線も北海道と比べて強くなります。4月の晴れた日、正午ごろの東京や大阪の紫外線は、な、な、なんと北海道の真夏と同じくらいの強さなのです。4月でも万全な対策が必要です。

Sitakke
イラスト:気象予報士 児玉晃

本州の夏は長く、そして北海道とは桁違いの暑さになります。
最高気温30度以上の真夏日日数の平年は、札幌は8.6日ですが、東京は52.1日で6倍以上大阪は74.9日でなんと札幌の9倍以上にもなります。大阪では2か月半も真夏日がある計算になります。

最高気温35度以上の猛暑日日数の平年は、札幌で0.1日、東京は4.8日、大阪は14.5日です。

夜間に気温が25度を下回らないことを「熱帯夜」と呼びますが、1日の最低気温が25度を下回らない日の平年は、札幌は0.1日とあまりありませんが、東京は17.8日、大阪は41.5日で、寝苦しい夜が多くなります。真夏の暑さは十分満喫できますが、熱中症には十分気を付けて下さい。

その②雨の降り方の違いにビックリ!

Sitakke
イラスト:気象予報士 児玉晃

雨の降り方にも違いがあります。1ミリ以上の降水(雨や雪)がある日数の1年間の平年は、東京や大阪より札幌の方が40日くらい多く、札幌の方がぐずついた天気になりやすいです。

ただ本州の方が、降り方が強くなります。1時間に30ミリ以上(バケツをひっくり返したような)の激しい雨が降る平年日数は、札幌6.3日に対し大阪は11.5日、東京は14.3日と倍くらいの頻度で発生し、1時間に50ミリ以上(滝のような)の非常に激しい雨が降る平年日数は札幌1.5日に対し大阪3.7日、東京は6.3日です。

北海道と比べて天気も気温も大きな違いがありますが、「住めば都」で慣れれば快適に感じられるかもしれませんね。
鳥取県から北海道へやってきた私も、数年で北海道の気候に慣れて、今では完全に道民体質です(笑)

※2023年3月15日時点での情報です。

<参考(いずれも気象庁のHP)>

4月の紫外線晴天時UVインデックス(推定値)

紫外線の性質

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Sitakke

文・イラスト:気象予報士 児玉晃

児玉晃予報士が所属する気象予報士クリエイター集団「サキドリーズ」が運用するYouTubeチャンネルてんきよほうでは、日本全国の天気や季節の話題をわかりやすくお伝えしています。

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