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カリフォルニアで過ごす、おいしいワイン時間。【Twomey編】

  • 2015.11.27
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とっておきのワイン&フードが待っている!

土壌とブドウの持つポテンシャルを最大限に引き出すワイン造り。

今回紹介するトゥーミーは、ナパヴァレーにあるカベルネ・ソーヴィニヨンを代表するワイナリーSilver Oak(シルバーオーク)の創業者、レイ・ダンカンが1999年に創立したセカンドブランド。アメリカンオーク樽を使うシルバーオークとは異なり、ここではフレンチオーク樽を使用し繊細で複雑味のある、より多様なワインが作られている。


テイストやスタイルは異なれど、レイのセオリーに共通しているのはテロワールとブドウ品種の個性にフォーカスしたワイン造り。最近は、ピノ・ノワールの評判が上々で、なかでもロシアン・リヴァー・ヴァレー、アンダーソン・ヴァレーのブドウを使ったものが人気だ。砂利質でチェリー、ラズベリーなどレッドフルーツのキャラクターが前面に出る前者、粘土質の後者は林や土っぽい香りが強いといった具合に、土地の特性ごとにピノ・ノワールの味わいを楽しめるのも魅力。


ソーヴィニヨン・ブランもトゥーミーならではの製法が生かされる。収穫されたブドウは区画ごとにタンク内で発酵し、糖度が下がったら、3分の1ずつ分けられる。最初の3分の1はステンレス樽へ、次の3分の1は樽香の強くないニュートラルのオーク樽(新樽から2〜3年目の樽)へ、最後の3分の1はそのままのタンク内で澱につけたまま熟成される。そして、4カ月の後、ステンレス樽とニュートラルのオーク樽で発酵した3分の2がタンクに戻されるといった手法。手間がかかるが、そうすることでより味に深みのあるワインが誕生するのだとか。

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