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子どもが、言うことを聞かない!そんなときは「子どものドリームサポーターになりましょう」!

  • 2023.3.14

子どもが言うことに反抗ばかりで困ってしまう。そんな時にどうしたらいいか、今回はシン・コーチング代表、入山 彰介さんにお伺いしました。



こんな対応、していませんか?

子どもが保育園・幼稚園等に通い出すと、友達や先生といった「他人」からさまざまな影響を受け取りはじめます。通う前までは、子どもにとって他人といえば、親や祖父母といった身内の大人がほとんどでした。環境が変わることで、子どもの考え方、意見にも変化が表れます。この変化は、親から見ると自分への反抗に見えるかもしれません。「〇〇ちゃんがそう言っていたもん」といった類の反抗は、典型例です。

子どもが反抗してくると、親は反射的に「No」と言ってしまいませんか?そして、親の「正しい」を子どもに押し付けようとしていませんか?
誰もが「親子の関係はこうあるべき」というイメージを持っています。そのイメージは、親から自分にされてきたことが基準になります。子育ては誰にとっても初めての経験で、基準となるものが過去の経験しかないからです。
そして、そのイメージと自分の行動を一致させたくなる。なぜなら、思考と行動が一致しないと、大きなストレスを感じるからです(これを「認知的不協和」といいます)。そのため、是が非でも一致させるべく、ありとあらゆる理由を天才的に思いつきます(これを「創造的逃避」)といいます)。
分かりやすい事例が「ダイエットしているけどスイーツを食べてしまう」です。スイーツを食べないのが効果的なのは、頭では充分理解している。でも、ついつい食べてしまう。認知的不協和によるストレスを避けるため「食べたい!」という思考と「食べる」という行動を一致させたのです。
この時「ダイエットは明日からやればいい」「スイーツを食べると気分が高まってパフォーマンスが上がる」「糖質控えめスイーツなら大丈夫」などと、いろんな言い訳を思いつきます。これが創造的逃避です。
すなわち、認知的不協和と創造的逃避により「親子の関係はこうあるべき」というイメージと行動の整合性を保とうとするため、子供の反抗に対して「No」と言ってしまうのです。

ママ広場
言うことを聞かない!そんなときは?

では、子どもの反抗に対して、親はどう対処するのが望ましいのでしょうか。一言で言うと「子どものドリームサポーターになりましょう」です。「安心」「ぬくもり」「知識」「創造性」を子どもに与えられる親になることです。
では、親は何ができるでしょうか?子どもの「自己肯定感」を高める手伝いをすることです。
自己肯定感とは「自己の達成能力に対する自己評価」です。子どもの自己肯定感を高めるから、子どもの「できる」を伸ばしてあげられるのです。

子どもの「自己肯定感」を育てよう

自己肯定感は自分自身で高めることが可能です。しかし、幼い子どもが自己肯定感を自分で高めることは難しいと考えます。子どもは失敗することでさまざまなことを学んでいくからです。だからこそ、親が子どものドリームサポーターになることが大切です。
一方で、「あなたにはできない」「まだ小さいから無理」などのネガティブな言葉を子どもに投げかけてしまう親もいます。この行動に悪気は全くありません。「心配だから」「危ないから」などと子どものことを案じ、元に戻そうという意識が無意識に働くから、真剣に反対しているだけなのです。
「あなたならできる!」という言葉などで自己肯定感を高めてあげることができれば、子どもを勇気づけることができます。また、親が背中を見せることで、無言で子どもに大事なことを伝えられます。
こうなると、「僕はできるんだ」「私はやれるんだ」という気持ちを、子どもが持てるようになります。子どもの自己肯定感を高めることができます。こうなれば、子どもはどんどんチャレンジしていきます。チャレンジすることで「新しい何か」を見つける力がつきます。
この状況を生み出せるのは、親が子どものドリームサポーターだからです。

「しつけは」大切だけれど

「しつけ」は必要だと考えます。自由を体現するためには、他人の自由を犯してはいけないからです。子どもが社会的倫理や規範を理解する上で、しつけは大事です。ただし、しつけという名の「恐怖」は必要ありません。
その上で「子どものできるを伸ばす」「褒めて伸ばす」ことで、IQ(問題解決能力)が高くなる。親は子どものドリームサポーターになるべく、たくさん学んで新しい「在り方」を創る。そうすることで、中間反抗期のお子さんへの適切な対応方法が見つかると考えます。

[執筆者]

ママ広場


入山 彰介

[プロフィール]
教育熱心な家庭で生まれたが、強制される学業に嫌気がさし高校をギリギリの成績で卒業。周りに認められたくて俳優業にチャレンジしたものの、初年度の年収の低さにとあまりに未熟な自分に絶望し、自分を変えることを強く決意。
ビジネス・成功哲学・コーチングなどから学び続け、実践を繰り返すことで、挑戦する事業を成功に導く。
世界放浪の旅に出る修行も行い、合計55ヵ国を渡り歩き、2021年3月に世界3周を達成。
旅では多くの人に助けられた経験をもとに、次世代に財産を残すため活動中。

シン・コーチング
https://shin-coaching.jp/

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