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薬膳のスパイスを活用する。

  • 2023.3.13
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料理のアクセントのイメージが強いスパイスだが、もともとは薬用とされてきたもの。作用がわかれば体調管理や美容にも大きく役立つ。中国薬膳におけるスパイスは、ショウガなど身近なものから山茱萸(さんしゅゆ)などレアなものまで多種多様。ここでは使いやすい11種のスパイスをピックアップ。自分の体質(気・血・水の3タイプ)を知ったうえで上手に活用を。

1. 金針菜ユリ科ホンカンゾウの蕾を乾燥させたもの。ホウレン草の10倍以上の鉄分が。水で戻して炒め物にするのが定番。

2. 八角茴香(はっかくういきょう)デザートの香り付けや、肉や魚の臭み消しに。気の巡りをよくし、身体を温めるので、寒いシーズンにぴったり。

3. ショウガお腹を温めるだけでなく、胃腸の調子も整えてくれる。スープなどの料理はもちろん、飲み物としても大活躍。

4. 陳皮柑橘の皮を乾燥させた陳皮は、気を巡らせ、食欲不振に効果あり。お茶に加えて煮出すと、日常に取り入れやすい。

5. 緑豆食物繊維、ビタミンB1などが豊富なため美容にもデトックスにも最適。粥と煮たり、豆ご飯やカレーにしてもいい。

6. 桂皮豆と煮込んだり、お茶と煮出して、チャイ風味にすると飲みやすい。のぼせ、風邪のひき始めなどに使われる。

7. ハスの実気の巡りを助ける。ビタミンB群・Cが豊富なので美容にも。鍋やスープに入れると、豆のようなホクホク感が楽しめる。

8. 花椒麻婆豆腐といった四川料理や火鍋には定番のスパイス。身体を温めるだけでなく、体内の湿気を取り除いてくれる。

9. クコミネラル、ビタミンC、リノレン酸などがたっぷり。おやつ感覚でそのままつまんだり、お茶と一緒に煮出してもOK。

10. ナツメ1日3個食べると若々しくいられると中国では定番の木の実。鉄分やカルシウムといったミネラル分が豊富。煮込み料理にプラスして。

11. 高麗人参ジンセノシド(サポニン)を含んだ高麗人参は、気を強力に支えてくれる食材。滋養強壮になるので、鶏鍋に入れるなど寒い日の鍋に。

薬膳·健彩麺 ゼンルーム

薬科大客員教授の漢方薬剤師が監修、レストラン以外にもカレー等の通販も行う。おすすめの取り入れ方は煮出した汁をまるごといただく方法。季節の食材を入れた火鍋(1人前¥1,980、写真は2人前)は、理にかなった調理法だ。

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Yakuzen Kensaimen Zen Room|薬膳·健彩麺 ゼンルーム東京都目黒区緑ヶ丘2-25-17自由が丘T-oneビル 1Ftel:03-3717-2566営)11:30~14:30L.O.、17:00~22:00L.O.(月~金)11:30~15:00L.O.、17:00~22:00L.O.(土、日、祝)無休https://zen-room.com

*「フィガロジャポン」2023年3月号より抜粋

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