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「片づけ」と「片をつける」【毎日が変わる片づけのワザ(112)】

  • 2023.3.12

整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。

「片づけ」と「片をつける」

ある日の朝。「ああ、これ(家事)片づけちゃわないとな…」と少し気持ちが重くなったときに、「あ、ここでも『片づけ』って言葉を使っているな」と改めて思いました。

「片づける」の意味は、

・散らかっているモノを適切な所に納めて、整頓する 例)「机の上を片づける」「部屋を片づける」

・解決すべきことを終わらせる 例)「仕事を片づける」「宿題を片づける」「トラブルを片づける」

他には、「邪魔になる者をいなくする」という意味も。「アイツ(邪魔者)を片づけろ(=殺せ)」というセリフ、ドラマなどで聞きますよね。これは「片をつける」の意味、物事の決着をつける。処理して始末をつける。からきているのかなと思いました。例)「金で片をつける」なんて言ったり(日常生活ではなかなか言わないですが…)しますね。

わたしにとっては、「気が重い仕事」や「やりたくない家事」を片づけるときは、もしかしたらこの「邪魔者を消す」に感覚的に近いかもしれない…と思いました。また、心の中にある「なんとなく嫌な気持ち」と向き合うときも、「このモヤモヤがあるせいで気分が悪い! (心の中から)出ていってくれ!」と思うので、やはり「邪魔者を消す」感覚に近いです。

こう考えてみると、

モノ「適切な場所にしまう」

やらなくてはいけないこと「終わらせる」

邪魔者「消す」

「片づける」対象はいろいろですが、すべてに共通しているのは、「自分が気分よく暮らすために邪魔になっているものをなくす」行為だということ、そして、「片づける(片をつける)と、気持ちがスッキリする」ということだと思いました。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>

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