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防災グッズ、どこに置いてる? 女性約100人調査「防災グッズ最新事情」

  • 2023.3.11

最近、海外での地震災害もあり、防災への意識が高まっている人も多いのではないでしょうか。近年、国内でも異常気象による被害が目立つなど、災害への備えがより一層大切になっています。3.11の東日本大震災にあわせ、美容や健康に関心が高い女性が集まるanan Beauty+ clubのメンバー約100人に、用意している防災グッズについてリサーチしました!

防災グッズ持っていますか?

※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。

まずは、自宅に防災グッズを用意しているか聞いたところ、67%の人が「YES」と回答しました。一方で、33%の人は「NO」と回答。防災グッズを備えていない理由を教えてもらいました。

「どこまで用意していいかわからない」(34歳・会社員)

「カセットコンロと水は防災用ではなく常にあるから、その二つがあれば何とかなると思っている。あと、部屋が狭いので置き場がない。」(39歳・無職)

「必要だと思うけど、準備する優先順位が高くない」(34歳・会社員)

防災グッズが必要と感じていても、時間やお金がかかると二の足を踏んでしまいますよね。私は心配性なので、1度備えを始めるとあれもこれもとキリがなくなってしまい、時間とお金に加えて、広いスペースも必要になりました。
また、防災グッズは今すぐ使うものではないという点が、ついつい用意を先延ばしにしてしまう理由の1つになっているかもしれません。

リュック派? スーツケース派?

続いて、防災グッズをどのような鞄やケースに入れいているか聞いてみました。

「使わなくなったリュック」(25歳・専門職)

「リュックとスーツケース」(28歳・会社員)

両手が空いて避難もしやすい「リュック」に入れているという人が多くいました。すでにお持ちのリュックを活用している人もいましたが、防災グッズのセット品には専用のリュックが付いている場合も多いので、それをそのまま使っている人も多いようです。
リュックの他には、スーツケースに入れているという人も。家族が多かったり、長期の備蓄を用意したりすると、リュックには入りきらないこともあるので、スーツケースくらいの大容量バッグが必要になるのかもしれません。
また、少数派ではありますが、段ボールに入れるという人や、特にまとめては置いていないという人もいました。

防災リュックの定位置は?

いざという時に備えた防災グッズは、普段はなかなか登場シーンがありません。みなさん、どこに置いているのでしょうか。

「玄関」(25歳・会社員)

「靴箱の中」(28歳・会社員)

「玄関近くの土間収納」(35歳・専門職)

靴箱や土間収納など、玄関周辺に防災リュックを置いているという人が多数でした。みなさん、災害時にすぐに持ち出せる場所というのを意識しているようで、外へ避難する際に通る玄関なら、スムーズに持っていくことができそうですね。但し、被害状況により玄関から避難できないケースも想定されるので、分散して置いておくのもいいでしょう。その場合は、次のような意見がありました。

「リビングのクローゼット」(32歳・会社員)

「寝室」(35歳・会社員)

リビングは1日の中でも過ごしている時間が比較的長いので、持ち出しやすい場所と言えるかもしれませんね。
また、クローゼットに置いているという声もちらほらありました。確かに、玄関やリビングは人目に付きやすい場所なので、クローゼットの中にしまいたくなる気持ちも分かります。緊急時にすぐに持ち出せるよう、クローゼットにしまう場合は、取り出しやすい位置に置いておくのがよさそうです。

災害時の必需品

続いて、防災用にどんなものを用意しているのか、具体的なアイテムを教えてもらいました。

「日持ちする食品、バッテリー系」(39歳・専門職)

「水、乾パン、下着、生理用品、ポータブルトイレ、タオル」(31歳・会社員)

ほとんどの人が用意しているのが、水や非常食です。やはり、飲み水や食料は欠かせません。
その他に目立ったのが、電池やモバイルバッテリーです。情報を入手したり、家族と連絡をとったりするのにも、スマートフォンは重要ですよね。特に、災害時は停電が起きる可能性もあるので、電池やモバイルバッテリーは備えておきたいアイテムです。
また、女性ならではの防災グッズとして、生理用品や下着などを用意している人もいました。食料などに比べ、生理用品などは支援が届くまで時間がかかるケースもあるので、自分で準備しておくと安心ですね。最近は、女性向けの防災グッズをセットにした商品も販売されているので、チェックしてみてください。

100均でも手に入るおすすめアイテム

普段はあまり出番がない防災グッズは、できるだけ費用をかけずに集めたいですよね。100円均一ショップなどでも簡単に手に入るアイテムを聞いてみました。

「アルミシート」(39歳・専門職)

「100円均一のものでもいいですが、歯ブラシはホテルでもらったものを入れている」(39歳・専門職)

アルミシートは防寒断熱に優れていて、フローリング床の冷え対策に敷く人が多いようです。体全体を包むことができる大きなアルミシートも売っているので、防災用にも用意しておくと安心ですね。調理用のアルミホイルでも、足先など冷えが気になる箇所に巻いて使うことができます。
また、ホテルなどでもらった無料のアメニティを防災グッズに活用するのもいいアイデアですね。

普段の食事もサブスクで防災グッズに

防災のためだけにグッズを用意するのは腰が重いという人も、普段から使っているものを、災害時も活用できたら嬉しいですよね。家にあるもので代用できそうな防災グッズを教えてもらいました。

「カセットコンロ。レトルトカレーやお粥」(39歳・無職)

「エコキュートの水。カップ麺」(32歳・会社員)

カセットコンロは、お鍋を食べる時など、普段から使っているという人も多いのではないでしょうか。防災リュックなどに入れておくのは難しくても、自宅での避難生活中であれば、停電時などに活躍しそうです。
また、レトルト食品やカップ麺などは、普段から常備している人も多いですよね。こうした保存食を日常的に消費しながら、食べた分を買い足し、常に備蓄しておく「ローリングストック」の考え方が広がってきていて、最近は、カップ麺や缶詰のサブスクサービスも始まっています。気軽に保存食を用意できるだけでなく、賞味期限切れの心配もないので嬉しいサービスですね。

身近なものでもしもの時に備えよう!

防災グッズ事情、いかがでしたか。
防災グッズや備蓄は、定期的に見直しが必要だったり、お金もかかったりして面倒と思っていた人も、身近なものを活用して気負わずに始められるアイデアが見つかったのではないでしょうか。みなさんのおすすめ防災グッズを参考に災害への備えをしてみてください。

(C)Niko/Getty Images

文・高橋あやか

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