【電気ケトルVSガスコンロ】どちらが安い？

あらゆるものが値上がりしている今、光熱費を少しでも抑えたいところです。例えば、お湯を沸かす方法に電気ケトルとガスコンロがありますが、どちらが安いのでしょうか。検証してみました。

■コンロと電気ケトル、どちらが安い？

ティファールの公式サイトによると、1Lのお湯を沸かすときにかかる時間は、コンロがおよそ7分30秒、電気ケトルが5分14秒となっていて、電気ケトルの方が早く沸かせるという結果になりました。そして気になる費用は、コンロがおよそ3.36円、電気ケトルが3.26円と、多少の違いではあるものの電気ケトルの方が安いという結果になっています。それぞれ一長一短はありますが、光熱費の節約という観点から選ぶのであれば、電気ケトルに軍配が上がるでしょう。ただし、コンロはガス代、電気ケトルは電気代と、それぞれかかる項目が異なり、また契約によっても費用が異なるため、厳密に比較することはできません。

■沸かす量によっても異なる

沸かすお湯の量によっても、どちらがお得かは異なるようです。電気ケトルの容量は小型のものが多く、1.5L以上の商品はそう多くありません。家族が多くお湯を大量に沸かしたい場合、一度沸かしただけでは足りず何度も稼働させるとなると、電気ケトルの方が費用が高くなってしまうでしょう。その場合、大きな鍋ややかんでお湯を沸かした方が安くなります。1L以下なら電気ケトル、それ以上ならコンロと、沸かす量によって使い分けるのがいいかもしれません。

■電気ケトルは保温にもお金がかかるので注意して

保温機能がついた電気ケトルの場合、保温し続けるとその分電気代が余分にかかり、お得にならない可能性もあるでしょう。お湯が沸いたら熱いうちに使うのはもちろん、魔法瓶やポットなど保温機能のついたもので保管するのもおすすめです。

■量によって使い分けるのがおすすめ

沸かすお湯の量によって、コンロと電気ケトルのどちらがお得かは異なります。両方をうまく活用するのが、光熱費節約の鍵になりそうです。

文・佐々木佐奈