オーストラリア人の夫・マイケルと結婚し、オーストラリアに在住したサマ子さん。産後すぐに、無遠慮なイタリア系オーストラリア人の義両親と1年間同居し、サマ子さんは身も心も追い込まれてしまいます。義両親との同居にストレスを感じ続けていたサマ子さん。そのストレスはとうとうサマ子さんの体に影響を及ぼし始めました。ある日、サマ子さんが気分転換の散歩から義実家に帰ろうとすると、体が動かなくなってしまったのです。サマ子さんは自分の体が思うようにコントロールできなくなり、夫に迎えきてもらうことに。そんなサマ子さんの様子に異変を感じた夫は、カウンセリングを受けることを薦め、夫自身もサマ子さんの話の相談役になってくれました。
先の見えない不安に体が再び…
夫の提案で日課になった、夫婦での夜の散歩。
話の内容は今後の生活や住居の話などさまざまでしたが、話している間にも私の体調は変わらずで……。
自由奔放な義両親に悩まされ、さらにコロナウイルスによる外出制限で「いつがゴールかも分からないままこの生活を続けなきゃならないの?」「いつ終わるのかも分からないまま……」とサマ子さんの不安は限界値に達していました……。
そして、この先のことを想像しただけで、屋外で嘔吐してしまうサマ子さん。
そんなサマ子さんを見て、ついに夫が行動に移します。
今までマイペースだった夫でしたが、夫はサマ子さんのことを一番に考え、住居が購入できなくても、ひとまず今の義両親の家からアパートに引っ越すことを提案。そして、そんな夫に「急に頼り甲斐のある夫になったな……」と思いながら、毎晩の散歩でガス抜きをするサマ子さんなのでした。
苦しむサマ子さんの姿を見て、頼りがいのある存在に変身した夫。夫がしっかりしてくれると、サマ子さんもより心強いでしょうね。
また義両親との生活で心身に支障をきたし始めているサマ子さんには、夫が提案したとおり、義両親と物理的な距離をとることが1番の策ではないでしょうか。
サマ子さんの心と体のためにも、このまま無事に引っ越しができることを願うばかりですね。
著者:マンガ家・イラストレーター サマ子
オーストラリアのシドニーで、イタリア系オーストラリア人の夫と息子(2019年生まれ)、娘(2023年生まれ)とうさぎと暮らす万年ホームシックママ。義両親とのいざこざや子育て、周囲で起こったトンデモ話などのマンガを描いています。
ベビーカレンダー編集部