冬服、クリーニングに出すだけで満足していませんか？「ニットでできた毛玉・ニオイ・シミ」自宅ケアの極意４選

ウールのコートやニット…大切な洋服はクリーニングに出せばOKと思っていませんか？実は日々のホームケアが洋服を長持ちさせるためには欠かせません。いい服を買うようになったからこそ、正しい衣類ケアの知識は必須！お手入れ方法がほぼ共通の、定番ウールコートとニットの正しいお手入れを、洗濯のプロ・洗濯ブラザーズに教えてもらいました。

簡単にできる日々のケアで、お気に入りのワードローブをキレイに長く愛用できる！

【トラブルケア】毛玉・ニオイ・シミができてしまったら即ケア！

トラブルケアは早めに適切な対応を。毛玉・ニオイ・シミなどのトラブルが起きても、正しい方法でケアをすれば衣類の寿命を縮めずに着続けられるんです。

〈毛玉ケア〉
毛玉が多い場合は専用シェーバーが便利
広範囲の時は電動シェーバーを。生地を傷めるのですべらせずにスタンプを押すように当てて。

〈毛玉ケア〉
部分的にできた少量の毛玉は歯ブラシで取れる
先端を斜めにカットした歯ブラシで、毛玉ひとつひとつにひっかけて取ると簡単です。

〈ニオイケア〉
ついてしまったニオイにはスチーマーが有効
スチームアイロンで蒸気をたっぷり当てて。天日干しは日焼け、浴室干しはカビの原因に。

〈シミケア〉
プレウォッシュ液で汚れを浮かせて落とす
1.中性洗剤と水を1：1で混ぜ、シミに吹きかける。部分的に水で濡らすとシミが広がる原因に。丸ごと洗うのが◎。
2.頑固なシミは洗濯ブラシでトントン叩いて。洗剤の原液を直づけすると汚れが落ちない&洗剤残りの原因に。
3.洗濯表示に従って本洗い。裏返さずにネットに入れて縛り、洗濯機でオシャレ着洗い、もしくは手洗いを。

＼これはNG！／

・ニオイを取るため浴室or天日干し
・シミに洗剤の原液を直接つけて洗う
・お店のおしぼりでシミの応急処置

教えてくれたのは...洗濯ブラザーズ

茂木貴史、茂木康之、今井良の３人で結成し、毎日の洗濯を楽しくハッピーにするための活動をするプロ集団。クリーニング店「リブレ横浜」「リブレ三宿」を経営。著書に『日本一の洗濯屋が教える間違いだらけの洗濯術』（アスコム刊）がある。公式サイト https://sentakulife.com

撮影／河野 望 イラスト／Takako 取材／川西麻依子 再構成／Bravoworks.Inc