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【クロッカスの花言葉】ロマンチックな花言葉はギリシャ神話が由来?

  • 2023.3.8

春の訪れを感じさせる花のひとつ、クロッカス。 地面にひっそりと咲く姿や色鮮やかな花が可愛らしい、園芸でも人気の花です。

そんなクロッカスの花言葉は、ギリシャ神話が由来とされています。 ここでは、クロッカスの基礎知識とその花言葉について解説します!

クロッカスとは?

 

まず最初に、クロッカスがどのような花なのかを見ていきましょう。

クロッカスの特徴

クロッカスはアヤメ科の花です。 一般的に園芸用では球根から育ち、黄色や白、薄紅色に紫などの鮮やかな色の花を咲かせます。

花は地面すれすれの位置に咲き、丸みのある花弁が特徴的です。

クロッカスの開花時期

クロッカスの開花時期は3月頃からの早春です。 園芸用の場合は10月頃に植えることで、春に花を楽しむことができます。

クロッカスの原産地は?

クロッカスの原産地はヨーロッパ南部や地中海沿岸とされています。 その仲間として、花をスパイスや薬として用いるサフランも含まれ、古来から原産地の人々に親しまれています。

花を楽しむタイプのクロッカスは、このサフランと区別するために「ハナサフラン」と呼ばれることもあります。

クロッカスの花言葉

 

愛らしい花をつけるクロッカスですが、その花言葉は一体どのようなものなのでしょうか?

全般的な意味の花言葉

クロッカスの仲間全体の花言葉には、「青春の喜び」「切望」「裏切らないで」「あなたを待っています」などがあります。 クロッカスに限ったことではありませんが、早春に咲く花の花言葉には青春に関するものが付けられるという傾向にあるとされます。

学校の花壇や学生の卒業祝いに贈る、鉢植えなどにぴったりな花言葉ですね。

色別の花言葉

黄色のクロッカスには「私を信じて」という花言葉があります。 誠実さを表すのにぴったりの花言葉なので、ガーデニング好きの彼女へのプロポーズの時のプレゼントにもいいかもしれません。

一方、紫のクロッカスの花言葉はプレゼントにはあまり向いていないものとなっています。 なぜなら、その花言葉が「愛の後悔」だからです。 なんだか失恋してしまいそうな、悲しい印象の花言葉ですね。

花言葉にはポジティブな意味だけでなく、ネガティブに感じられる意味のものもあります。 プレゼントに花を贈る際には、花言葉にも十分気を配るようにしましょう。

クロッカスの花言葉の由来

 

クロッカスの花言葉は、ギリシア神話に由来するとされています。

クロッカスにまつわるギリシア神話の物語

素敵な花言葉が多いクロッカスですが、「裏切らないで」「愛の後悔」「あなたを待っています」など、中には不穏な花言葉もあります。 これらのような花言葉はギリシャ神話に登場する美少年・クロッカスと羊飼いの少女・スミラックスの悲恋に由来しています。

クロッカスとスミラックスは愛し合っていましたが、神々がその恋を許しませんでした。 それにひどく傷ついたクロッカスは、自ら命を絶ってしまいます。 そして、彼と愛し合っていたスミラックスもまた後を追って命を絶ってしまいました。

2人の悲劇を知った花の女神・フローラは、ふたりを悼みそれぞれを花に生まれ変わらせました。 こうしてクロッカスとスミラックスの花が生まれたとされ、この物語から花言葉も付けられました。

クロッカスの花名の由来

 

クロッカスの花の名前の由来は、ギリシャ語で「糸」を指す「krokos」。 これはクロッカスのおしべが長く伸びている様が糸のように見えることからつけられました。

もとろん、花言葉の由来となっているギリシア神話に登場する美少年・クロッカスの名前も由来のひとつとされています。

【まとめ】クロッカスの花言葉の由来は?

 

素敵な花言葉も多いですが、ちょっと不穏な雰囲気の花言葉もあるクロッカス。 その理由は、ギリシア神話に伝わる切ない恋物語にありました。

可愛らしいクロッカスですが、プレゼントに選ぶ時には少々注意が必要な花といえるかもしれません。

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