1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「いびっていたのは、私を守るため!?」鬼だったのは【姑じゃなくて舅だった】その後?

「いびっていたのは、私を守るため!?」鬼だったのは【姑じゃなくて舅だった】その後?

  • 2023.3.8

嫁いびりをするお姑さんって、一般的には鬼姑と呼ばれがちですよね。しかし本当は理由があって嫁いびりをせざるを得ない場合もあるんです。今回はそんなワケアリのお姑さんがいる私の同僚C子さんのお話です。

画像: ftnews.jp
ftnews.jp

舅の希望で同居

C子さんは新婚早々、お舅さんの強い要望により義実家に同居することに。義両親はまだ若く、どちらかが体の具合が悪いということもありません。

もっと2人の生活を楽しんでもいいはずなのにどうしてだろう? とは思ったものの、結婚前に数回会った義両親はどちらも優しい人だったのでC子さんはそれを受け入れました。

しかし何故かお姑さんは同居に大反対。半ば押し切るようにお舅さんが意見を通したのです。

同居が始まると、お姑さんは結婚前のあの優しかった姿が嘘のようにC子さんをいびり始めました。
「料理の味付けが濃すぎる」「掃除機のかけ方がなっていない」「化粧が濃すぎてホステスみたい」などといったように、まるで嫁いびりのテンプレートのようないびり方。

C子さんは「やっぱりお舅さんと2人で暮らしたいのかな。出て行った方がいいかしら……」と思い始めていました。

旦那と姑がいない日に

そんなある日、姑の温泉旅行と旦那さんの急な出張が重なってしまい、義実家にはC子さんとお舅さんの2人きりになってしまいました。

「お義父さん、お風呂わきましたよ」
食事の前に、C子さんはお風呂を入れてお舅さんの部屋をのぞきました。
「ああ、C子さん。悪いんだけどちょっと腰が痛いから揉んでくれる? 」
「あ、はい……」
C子さんが畳の上に寝そべっているお舅さんの背中に手を伸ばそうとすると、いきなり舅がくるっと仰向けになり、C子さんの手を握って引き寄せました。
「きゃっ……! 何するんですかお義父さん! 」
お舅さんはC子さんに抱き着いて、そのまま畳の上に押し倒そうとします。
「いいじゃないか、1回くらい。ああ、C子さんいい匂いがするね……」
「やめて下さい! 」

C子さんとお舅さんがバタバタと揉み合っていると、急に廊下を走る音がして、スパーン!と襖が開きました。
「あなたいい加減にして! 」
「お義母さん……! 」
廊下を走ってきたのは、温泉に行っているはずのお姑さんでした。お舅さんは慌ててC子さんから手を離します。
「お前、温泉はどうした……」
「あなたとC子さんが2人きりになってるって〇〇(旦那さん)に聞いたから、慌てて帰ってきたのよ! やっぱりいつもの癖が出たわね、この色ボケジジイ!!! 」
お姑さんはそう言って思いきりお舅さんにビンタを食らわせ、C子さんの手を引いて家を飛び出しました。

義父の悪い癖

お姑さんとC子さんは近くのファミリーレストランに入り、ゆっくり話すことにしました。お姑さんが言うにはなんとお舅さん、若い女性が大好きで昔から浮気を繰り返していた常習犯。

同居が始まったら絶対C子さんに手を出すと思い、お姑さんは同居に反対していたのでした。そして同居が始まってからは、なんとかしてC子さんに「もう別居したい」と言わせるためにいびっていたのだというのです。

「私を守ってくれていたんですね……」
C子さんは深く納得し、その日はお姑さんと2人で近くのホテルに1泊。そして翌朝帰ってきた旦那さんに全てを話し、すぐにでも義実家を出たいと伝えました。

その後C子さんは無事に別居することができ、旦那さんからきつく怒られたお舅さんは小さくなってお姑さんの尻に敷かれているそうです。

ftnコラムニスト:緑子

元記事で読む
の記事をもっとみる